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カテゴリ:コラム
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月刊ブックレビュー vol.88 『日本金融百年史』 書評にはいろいろなスタイルがあって、評者の場合、「この本は何をしようとしているのか」を言い表せる大枠がイメージできないと、要は一定のメタな立ち位置が育たないと筆が動かない自覚があります。この点で、本書...
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月刊ブックレビュー vol.87 『This is Lean 「リソース」にとらわれずチームを変える新時代のリーン・マネジメント』 「分業」を初めて実践したのはフォード社のT型フォードの製造ラインで、分業といえばヘンリー・フォード、という認識が割と一般的だと思います。チャップリンの『モダン・タイムス』を一緒に思い出す人もいるでしょ...
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月刊ブックレビュー vol.86 『コロナ後を生きる逆転戦略 縮小ニッポンで勝つための30カ条』 帯の雰囲気が本書の「推奨する読み方」を物語っていると思います。一言でいえば、「週刊誌を読むように読む」です。
電車の中吊り広告は『週刊現代』も『週刊ポスト』も『週刊新潮』も『週刊文春』も『週刊朝日』も... -
月刊ブックレビュー vol.85 『情報を活用して、思考と行動を進化させる』 取り上げる本を選ぶとき、Amazonのレビューはたまに覗きはしても、買うかどうかの判断基準には入れないようにしています。ただし今回は「この書籍の評価レビューですが少し心配になります」とのタイトルが気に...
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月刊ブックレビュー vol.84 『「現金給付」の経済学 反緊縮で日本はよみがえる』 本書を最もわかりやすく、かつ2021年現在で最も一般の興味をひくテーマと関連させて読むならば、232ページ最後から2行目の一段落と188ページ5行目~8行目から始めるのが良いと思います。なので先に引用...
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月刊ブックレビュー vol.83 『内側から見た「AI大国」中国 アメリカとの技術覇権争いの最前線』 良い意味で、読んでいる間ずっと、漫画を読むときと同じ没入感がありました。ベースが朝日新聞や『GLOBE+』に書き溜まった記事なので、新聞記事らしく、「考察は最小限に、事実をもって語らしめる」文章の姿勢...
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月刊ブックレビュー vol.82 『小飼弾の超訳「お金」理論』 「はじめに」の巻頭第一言にダグラス・アダムスのSF小説『銀河ヒッチハイク・ガイド』が引用されていて、「おぉっ!?」となりました。そして読み終えた今、古典的な思想書だなぁ、という印象を感じています。
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月刊ブックレビュー vol.81 『ESGはやわかり』 まったくの偶然ですが、昨年の3月も日経文庫の本を取り上げていたことに気付きました(vol.69『サブスクリプション経営』)。せっかくなので読み返して、気付いた共通点が1つ。ブームにのって煽るような書き...
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月刊ブックレビュー vol.80 『6つの力を養い、理想の働き方を叶えるトレーニング』 なるほど、なるほど。こういう本ですね。テーマ買いのジャケ買いで選びましたが、これはこれでいいと思います。実際に書かれた内容をやれば効果はあるからです。唯物論の良さ、唯物論的思考の健康さはこういうところ...
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月刊ブックレビュー vol.79 『オペレーショントランスフォーメーション ニューノーマル「変革」する経営戦略』 年末に旧友二人と会っていて、年明け正月休みは何日までか、という話になりました。Web 関係やイベントプロモーションの総合制作会社に勤務する一人は、「今年後半結構土日出勤したからなぁ。代休使って18日ま...
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月刊ブックレビュー vol.78 『建設DX デジタルがもたらす建設産業のニューノーマル』 「業界ガイド本」あるいは「業界展望図書」とジャンル分けしたらよいでしょうか。vol.73で『未来イノベーションに投資しよう』(野村證券投資情報部編)を評した感覚からは、建設業界限定の「投資判断用参考書...
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月刊ブックレビュー vol.77 『景気回復こそが国守り 脱中国、消費税減税で日本再興』 本書はネットテレビ局「林原チャンネル」で放送中の『田村秀男の経済ひとりがたり』を書籍化した本。「語り」が基調なので読みやすい、わかりやすい一冊になっています。「経済には馴染みがないんだよなぁ」という人...
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月刊ブックレビュー vol.76 『社長、会社を継がせますか? 廃業しますか? 誰も教えてくれなかったM&A、借金、後継者問題解決の極意書』 評者がよくお仕事をご一緒させていただく経営コンサルタント氏は、「中小企業は2023年にえらいことになる」と警鐘を鳴らしています。2020年現在、新型コロナ禍対応の支援策として、政策金融公庫や商工中金が...
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月刊ブックレビュー vol.75 『探究型読書』 今月の本は何にしようかと思って書店に入り、平積みされていた表紙が目に飛び込んできて「おおっ!?」と思い、ほとんど迷わず値段も見ず、決めた本。なにせ著者が、あの「千夜千冊」の松岡正剛氏を所長にあおぐ編集...
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月刊ブックレビュー vol.74『コロナが加速する格差消費 分断される階層の真実』 「自分もついに三浦展に手を出した」と思いながら読んだ本。「三浦展読者」とカテゴライズされる一群がマーケティング的に見込めるものかどうか、評者は知りませんが、なんとなくそういうふうになっている、されてい...
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月刊ブックレビュー vol.73 『未来イノベーションに投資しよう』 「はじめに」にこうあります。「本書では、個人投資家および投資に興味がある潜在的な投資家を対象読者として想定しています。ただし、テクノロジーやイノベーションの未来について考えることはこれからの社会の行方...
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月刊ブックレビュー vol.72 『日本人とインド人』 今まで読んだなかで「これは本気で役立った!」と思う本の一冊に、台湾出身の作家、邱永漢氏が書いた『中国人と日本人』(中公文庫)があります。中国人の民族性、文化、物の考え方を知るうえではもはや現代の古典と...
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月刊ブックレビュー vol.71 『トラックドライバーにも言わせて』 前書きに「事故発生当時、本書の執筆はすでに佳境に入っていたのだが、~~急遽盛り込むことにした。」とあるところから察するに、今年1月から3月にかけての「楽天市場」をめぐる騒動――出店者に送料無料を強制し...
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月刊ブックレビュー vol.70『5Gの衝撃』 5Gについての本はとにかくたくさんありますが、日々情報が刷新されるジャンルなので新しい本がいいだろうと思ったことと、別の原稿でKDDI総合研究所の知見に信頼を持ったので、著者の略歴も見て――同じ名前の...
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月刊ブックレビュー vol.69 『サブスクリプション経営』 一読、サブスクリプションについての本でありつつ、経営全般に通じる本。このことは逆に言えば、これからの――定常経済下の――ビジネスにおいてはすべからく一定割合でサブスクモデルを取り入れなければ、経営的に...