マスク四十八手 ～ビヨンド ザ 花粉症「口も目ほどにものを言う」～
「目は口ほどにものを言う」―― そう、口は人が自分の意志を伝え、人を動かし、時に愛も交わすところ。なのに･･･ 「今年の花粉症はひどかった！」
はい、よくわかります。例年のことながら、今年は特に、マスクで口元を覆った人の多かったこと、多かったこと。いつものオフィスで、昼休みの公園で、駅のホームで、信号待ちの交差点の、ほら、向こう側にも･･･ 皆さん一様に険しいお顔で、もしくは朦朧としたお顔で、たたずんでおられます。それがどうしても、率直に申し上げて何かしら “間” が抜けている（失礼！）ように見えてしまうのは、人間の口と口元が、目と同じくらい重要な社会との窓口だから。「口も目ほどにものを言う」 なのに、不本意にもマスクで覆わざるを得ない人々の口惜しさはいかばかりか･･･。
口元の自由を奪われた人々に、救いを！
むしろマスクを積極的なコミュニケーション・アイテムに！
というわけで、探してみました “マスク四十八手”。でも、マスクの専門家っているのか？ そう思って検索すると･･･
あった。あるもんですね。「マスク専用ホームページ Mask.ｊP」 マスクドットジェイピー。めちゃカッコイイ響き。運営者の村木久雄さんに問い合わせると、PM2.5と鳥インフル騒ぎでとんでもなくお忙しいそうで、開口一番 「勘弁してくれ！おれを殺す気か！」 と言いながら、「マスクについては日本で一番詳しいよ」 と、とっても親身にいろいろなお話を聞かせてくださいました。
それにしてもこのサイト。「ニーズに応えてどんどん付け足していった」 と村木さんがおっしゃるだけあって、大変な情報量。どうりで、どの検索エンジンでもトップに来るわけです。見て回ると、あるわあるわ、いろんなマスクが。我々、本当に一部しか知りませんね。なんて奥深いんだマスクの世界！ 「よくあるマスクの質問」 のページを見るだけで、その一端がかいま見えます。
たとえば 「N95用マスクは、ありますか？」
N95･･･何でしょう。村木さんの説明によると、要はPM2.5などの微粒子を防ぐ防塵マスクの代表格のよう。響きがガンダムみたい。それはともかく、機能はさすがワンランク上。米国労働安全衛生研究所規格適合品です。薬局でいつもなら 「マスクありますか？ 切らしちゃって」 と言うところを、「Ｎ95用マスクありますか。装着したいんです」 と、正面切って聞いてみます。ちなみに、商品はこちら☞
他には、「高濃度用防毒マスクは、ありますか？」
なんて問いも。うわ、つらい。でも、アレルギーの人にとって、アレルゲンはすなわち毒ガスなのです。ちなみに使用条件は 「ガス濃度2.0％ （20,000ppm）以下」。どんな世界なんだろう･･･。
他にも、「野焼き対策マスクは、ありませんか？」
なんて問いもあります。野焼き･･･してもらいたい。むしろ日本中の杉山という杉山を、根こそぎ焼き払ってしまいたい。だめですか？ いい？ 念願叶ったその日に付けるマスクはこちら☞
さて、他にもいろいろあるハイグレードマスク。期間限定とはいえ、口に代わって我が身の人となりを社会に知らせる役割を務めるのだから、ビジュアルも重要です。そこで、一般のビジネスマンも使えそうなものを着けて検証してみました。
まずは防じんマスク DD11V-S2-1 （フック式）
粒径0.06～0.1μmのNaCl（食塩） の粒子を含む空気中で捕集効率は95％以上の国家検定合格品。当然PM2.5にも対応です。内側の布（ふちに青く見えている部分） によって、小さい顔にもフィット。しかもなんと、排気弁付き。マスク内がムレないから快適です。
次に病院用マスクから、セーフマスク ソフトスキン タイオン （平ひもタイプ）。
ありですね、こういう方向性。ありますね、こういう方向性。「平ひも」 というのがまた、萌えポイント。ちなみに、メガネが曇りにくいアンチフォグ加工済みです。粒子ろ過率（PFE）は98％以上、病院用だけあって、バクテリアろ過率（BFE）も98％以上 。すごい。
最後はこちら、Newクリーンメイト ファイン・フィット・プラス（快適密着）
特に電話営業が多い人に絶対お勧め。S字部分の伸縮によりインナーフレームが口元の動きに合わせて動くから、会話が楽々、しかもズレにくいです。耳が痛む場合は付属のフックを使えば後頭部で固定可能。受話器を耳に長時間押し当てて話していると、かけ紐のせいで耳の裏が痛くてツライものですが、そんな負担ともおさらばです。高性能静電フィルタで花粉を99％もカットする、まさに花粉症ビジネスマンのリーサル・ウェポンです。
現代は一口に 「マスク」 といっても多種多様。綿の分厚いガーゼマスクを洗濯しながら使った時代とは違うのです。使い分け次第で、生活に支障を来たさないだけでなく、立派なコミュニケーション・アイテムにもなります。「そのN95用マスク、イケてますね」 「お宅様のセーフマスクも、アンチフォグでございますね」 「今日はNewクリーンメイトのファイン・フィット・プラスにしてみましたよ」 「それそれ、（快適密着） でしょう。電話営業の日はそれに限りますよね」 などと、来年の花粉症シーズンは職場で、はたまた営業先で、マスクマンどうし会話が弾むこと間違いなし？！
マスク四十八手 ～ビヨンド ザ 花粉症「口も目ほどにものを言う」～
