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スタイリッシュな外観。大きな窓からは店内の雰囲気がうかがえる

◆ 人気ブランドの実店舗がお目見え

 
 ナチュラルな木の風合いと白い大きな扉が瀟洒な印象の外観に、洒落たカフェかと思い足を止めると、そこには 「One Dish Thai おいしいタイ料理」 の文字。看板に描かれたカラフルなトウガラシのイラストに、もしや見覚えがある人もいるのではないでしょうか。
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大人気 「タイの台所」 のブランドを象徴する看板
 近年、日本でも市民権を得つつあるタイ料理ですが、専門店は値が張る・・・というのが数年前までの定説。しかし、現地の味を手軽に再現できる調理キットや調味料の普及によりタイ料理の敷居は下がり、身近に感じられるようになってきました。その立役者が、トウガラシのマークでお馴染み、「タイの台所」 ブランド。この 「One Dish Thai」 は、「タイの台所」 を手がけるアライドコーポレーションが運営する、初のレストランなのです。5月のオープン以来口コミで人気が広がり、連日大賑わい。グルメの激戦区・恵比寿で、男女問わず多くの人々の舌をうならせています。
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オープンキッチンから伝わるライブ感が料理への期待感をそそる
 店内のインテリアは、モノトーンを基調としたシンプルなもの。スタイリッシュなムードの中に木製のダイニングセットを配していることで、温かみが感じられる居心地のいい空間となっています。オープンキッチンからスタッフの活気が伝わるのも、魅力的。現地をイメージした装飾を施す店が多い中、この店構えに 「本当にタイ料理の店?」 と誰もが驚くことでしょう。しかしそこには「タイ料理ツウやマニアのためだけの店にはしたくない。カフェのように、誰にでも親しみやすい空間に」という思いが込められているのです。
 

◆ 日本人による日本人のためのタイ料理

 
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店内では「タイの台所」の調理キットをはじめ、調味料を多数販売
 
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卓上に常備しているトウガラシやナンプラー、砂糖、酢はお好みで
 
 店内を見渡してみると、ホールもキッチンも日本人のスタッフのみで構成されていることに気付くでしょう。「本場のスタッフがいないなんて、本場の味を出せるわけがない」 と思う人もいるかもしれませんが、これもすべて料理のためだとか。
 
 味覚は慣れや気候によっても感じ方が違うことを考えれば、タイの料理人が現地の感覚のままに調理したとしても、必ずしも日本でおいしいと思われる料理ができるとは限りません。そこで 「日本人による日本人のためのタイ料理」 をテーマとし、基本に忠実でありながら “日本人好み” の味の提供を追求した結果、スタッフは現在の形になったといいます。
 
 もちろん、同じ日本人でも味覚はそれぞれ。気候柄、体温調節のためにもトウガラシを使うことが多いタイ料理を 「辛すぎる」 と感じる人は多いはずです。「辛さが好きな人も苦手な人も楽しめるように」 と、トウガラシが使用されているメニューの辛さをオーダー時に調整できるのは嬉しい限り。同様に、独特の香りがあるパクチーも、「抜き」 から 「増」 まで選べるようになっているのも、日本人の感覚を活かした心憎い配慮と言えます。
 
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えびの旨みとハーブの香りが好相性な「トムヤムクン」980円(2人前)
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甘辛いソースがヤミツキ必至な魚介類のサラダ「プラータレー」880円
 
 
 

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