皆さんは普段、どれくらい食事に気を遣っていますか？　日本は高度経済成長期以降、長く飽食の時代を過ごしてきました。手頃な価格でおいしいものがすぐに手に入る環境が当たり前となったこともあってか、生活習慣病をはじめ過度なダイエット、さらには食の安全性など、食生活と健康に関わる問題が数多く取り沙汰されるように。そして今、時代は過渡期を迎え、世界規模で食糧危機が深刻な問題となってきています。 食を取り巻く状況が目まぐるしく変化し多様化する中、消費者も安心や安全、健康を考えながら何を食べるかを選ぶ“選食力”が問われています。その選択肢の一つとして、近年、プラントベースフード市場が活況なのをご存じでしょうか。プラントベースフードとは、主に植物由来の原材料でつくられた食品のこと。大豆で再現した肉料理などを目にする機会も増えましたが、「淡白で味気なさそう」と敬遠する人も少なくありません。そんな人に知ってほしいのが、独自の視点と最新のテクノロジーをかけ合わせたアイデアで、おいしさも健康も追求したプラントベースフードを展開するブランド「2foods（トゥーフーズ）」です。 今回は、地球にも人にも優しいプラントベースフードの魅力を掘り下げながら、2foodsが提案する、おいしさとヘルシーさを兼ね備えた“新しいおいしさ”をご紹介します。

2foodsでは、植物由来食品でありながら、五感を刺激する見た目や食感、味わい、さらには気楽に日常に取り入れられるスタイルも大切に、自由で楽しい食体験を提供。最新のフードテクノロジーを駆使することで、従来のプラントベースフードのイメージである“ヘルシーさ”に、一見相反する“おいしさ”の両立を実現しました。タンパク質や食物繊維、ビタミン・ミネラルなど、健康な体づくりに欠かせない栄養素はしっかり摂れ、糖質やコレステロールといった気になるものは控えめに――。お腹も心も満たす、ギルトフリーで多彩な商品は、さまざまな事情で食の制限がある人にも、笑顔をもたらしています。 例えば、バターたっぷりでカロリーも高いというイメージが強いクロワッサンも、2foodsの手にかかればヘルシーな仕上がりに。米発酵物などの原材料から生まれた体に優しい植物性マーガリンを使用し、サクッと軽い食感やリッチな風味はそのままに、糖質はカット、コレステロール0mg、そのうえ不足しがちなタンパク質や食物繊維・鉄分まで摂れるハイスペックな逸品です。また、卵料理のふわとろ食感やおいしさを追求したコレステロールゼロのプラントベースエッグ「エバーエッグ」は、人参や白インゲン豆が原材料と聞くと、その見た目や味のクオリティに誰もが驚くはず。加熱をしても固まらないので、オムライスやたまごとじ、スクランブルエッグといったアレンジも自由自在で、日常の食卓に彩を添えます。

次世代のフードカルチャーを牽引する2foods。発信する新発想のプラントベースフードの魅力を実際に体験できる場所として、実店舗も設けています。エバーエッグを使用したふわとろのオムライスやジューシーなハンバーガー、スイーツ仕立ての新感覚なクロワッサンサンド など、毎日でも食べたくなるようなメニューがそろっています。植物由来の原材料でつくったフードの味わいを、まずは一度、店舗で試してみるのもいいでしょう。 世界では、家畜の放牧や飼料の生産のために、一週間ごとに東京都とほぼ同じ面積の森が失われているといいます。また、ハンバーガーのパティを一つつくるには、日本人が生活で使う10日分以上の水が必要とされるとか。普段の食事のタンパク質をプラントベースに置き換えることは、ヘルシーなだけではなく、森林伐採の防止や水不足の解消など、地球の未来を守ることにもつながります。気候変動からなる農作物の不作や人口増によるプロテインクライシス――こうした食糧危機の問題にも一石を投じるプラントベースフードは、これからの時代、食の新たなスタンダードになっていくかもしれません。