◆世界約200の認定店のうちの一店
今や日本でも周知の料理となった、人気の 「ナポリピッツァ」。今回紹介する世田谷区池尻の 「フォルツァ・ナポリ ~ FORZA!! NAPOLI ~」 は、ナポリに拠点を置く 「真のナポリピッツァ協会」 の加盟認定店。協会が認定証を発行する世界約200店のうちの一店です。認定を受けるということは、ナポリの食文化を後世に受け継ぎ、緻密な基準をクリアして認められた証。伝統的な製法が守られた “真” のナポリピッツァと、南イタリア料理、厳選ワインを深夜まで楽しめるお店です。
◆食材や釜への飽くなき追求心
1Fフロアの奥に釜が見える。ピザを焼く様子を眺めながら
食事を楽しめる。
「フォルツァ・ナポリ」 ではナポリピッツァの伝統を大切に守り、生地に使用するのは国産の小麦粉、水、酵母、塩の4つの食材のみ。
生地そのものの、酵母の香りを楽しめます。もちろんチーズも厳選されています。水牛のモッツァレラチーズとプロヴォラチーズは、イタリアのナポリから毎週2回の空輸により直送された新鮮なもの。濃厚なミルクの風味や、燻したプロヴォラチーズの深い味わいを堪能でき、水牛の乳で作られたチーズはローカロリーでとてもヘルシーだそう。
さらに、良い釜を使うことも、ナポリピッツァ独特のモチモチ感を保つために重要なポイント。「フォルツァ・ナポリ」 の釜は、おいしくピザを焼くのに大切な450℃前後の高温に耐えられる、完全手作りのピッツァ釜。釜の材料は現地ナポリで調達し船便で輸送。
組み立ての際には、ナポリでも有名な釜職人の2人を日本に呼び寄せたほどのこだわりぶりです。
◆感覚的でシンプルなピッツァの魅力
良い釜、良い食材に加え、良い職人。この3点が揃ってはじめて 「真のナポリピッツァ」 と言えます。シェフ兼オーナーの須藤騰さんは、伝統あるナポリピッツァの本場の味を守りながらも、ときには遊び心を加えた独自の味わいを追求するピッツァ職人です。日本におけるナポリピッツァのパイオニアである 「サルヴァトーレ」 にて修業した後、赤坂の 「エッセドゥエ」 を経て、
2001年11月に 「フォルツァナポリ」 をオープンしました。
シンプルだからこそお店の味と技が一番出る「マルゲリータ」は、
まず味わいたい逸品だ。
「味見ができない感覚的なところが、ピッツァのおもしろさであり、私に合っていると思います」 と話す須藤さん。オープン前にはナポリを訪れ、多くのピッツァを食べて本場の味を体に染みこませたそうです。「生地延ばしには “手” だけを使い、燃料は木材のみで釜で焼くなど、伝統あるナポリのスタイルを正当に踏襲しています。ピッツァはシンプルなものなので、少しでもぶれると味が崩れます。生地を延ばして、トッピングして、焼いて…。その繰り返しを、いいリズムで行い、常にベストな状態のピザを提供していくこと、それが快感です。ピザを焼く時間が一番ストレスがないですね」。―― マネジメントなどの仕事が増えた忙しい今も、ランチタイムは毎日必ず自分で焼き続けているそう。
◆ お客様の喜びが増すように
店内は、1Fはバー、2Fはレストラン、3Fはラウンジと異なったイメージの空間。目の前にピッツァ釜が広がるオープンキッチンの1F、アンティーク&モダンを擁したワイワイと食堂的な雰囲気の2F、ゆったりとしたソファーでゆっくり食事を楽しめる3階と、その日のスタイルにあわせて利用できるのも魅力です。
「フロアの雰囲気をわけているので、いろんな用途に自由に使ってもらえればうれしいですね。くつろげるソファー席やサッカー観戦もできるスクリーンなど、私が欲しいと思うアイテムを増やしていった感じでもあります。メニューもそのひとつで、オープン当初の約30種から、今や180種ほどになっています」。
1Fフロアはピッツァ釜を中心としたオープンキッチンスタイル。
3Fはサロンスタイル。ソファー席でゆったりと贅沢な時間を過ごしたい。
無料送迎バスのサービスも嬉しい。
(ディナー予約・2〜8名対応)
“あったらうれしい” をサービスとして実現し、手頃なランチや、深夜も利用できるデリバリーやテイクアウトメニューなども実施しています。無料送迎サービスは特に好評で、ディナー予約の方には、店から2km圏内の主要駅もしくはその周辺までの送迎をしてくれるそう。
「一番最初に本格的なナポリピッツァを食べた時の、“この世の中にこんなおいしい食べ物があるのか!” という感動を今も大切にしています。自分と同じような思いをお客さんにも感じていただければ。まずは、シンプルだからこそ奥の深いマルゲリータを味わって、『フォルツァ・ナポリ』 の味と技を感じてください」。
フォルツァ・ナポリ ~ FORZA!! NAPOLI ~
東京都世田谷区池尻3-23-5
TEL 03-5712-3587