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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

優れた競走馬を育成し 引退後の活動もサポート
株式会社EQUIFINE/一般社団法人ホースサポートセンター 代表取締役 藤沢諒

 
プロフィール 東京都出身。小学生の頃から乗馬に親しんで育つ。中学卒業後、北海道の競走馬育成牧場に就職。競走馬の飼育や調教の経験を積んだ。のちに茨城県に移住し、競走馬育成事業を営む会社に転職。マネージャー業を通じて会社経営のノウハウも学んだ。2024年に独立し、(株)EQUIFINEを設立。競走馬の育成を行う傍ら、(一社)ホースサポートセンターの代表理事も務め、引退後の競走馬の活動も支援している。
 
 
 
茨城県で競走馬育成牧場の運営を行う株式会社EQUIFINE(エクイファイン)。代表取締役の藤沢諒氏は小学生の頃から乗馬に親しみ、15歳の時から北海道の競走馬育成牧場で働いた経験を持っている。レースに勝てる競走馬の育成に力を注ぎながらも、競走馬の引退後の生活を支援するため一般社団法人ホースサポートセンターの活動にも尽力している藤沢社長。その根底には、乗馬を通じて得たという馬に対する深い愛情があった。
 
 
 

少年時代から馬と触れ合いながら育つ

 
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インタビュアー 名高達男(俳優)
名高 競走馬の調教や育成などを行う株式会社EQUIFINEさん。藤沢社長は、一般社団法人ホースサポートセンターの代表理事でもあるそうですね。お聞きしたところ、小学生の頃から乗馬に親しんでおられたとか。
 
藤沢 実家が東京の世田谷区で近所に馬事公苑があり、小学5年生からJRA日本中央競馬会の乗馬スポーツ少年団に所属していました。その影響もあって、将来は馬にかかわる職業に就きたいと考えるようになったんです。そして、中学卒業とともに北海道にある競走馬を育成するための牧場に就職し、住み込みで馬の飼育や調教の仕事を始めました。
 
名高 その年頃からご実家を離れ、住み込みで働くのは大変だったことでしょう。
 
藤沢 確かに大変だったものの、プロとしての心構えを得る良い経験になりました。競馬ではレースに勝つために負荷のかかるトレーニングをし、さらに闘争心を育てることが重要ですからね。一方、乗馬では馬と人の共存や、心身の健康を重視します。弊社は、勝てる馬の育成を念頭に置きつつ、馬の負担にも配慮し、血統に頼りすぎることなく、どんな馬でも個性に寄り添って育て上げるスタンスです。乗馬で培った経験が、トレーナーとしてのあり方や馬との接し方に大きな影響を与えていると思いますね。