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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

米国大学へ留学を志望する
高校生アスリートを支援

 

自身の経験を活かした丁寧な支援体制

 
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アメリカの大学に進むことで可能性が広がる
西谷 狩野さんは高校卒業後、すぐにプロの世界に入られましたよね。もし当時、アメリカの大学という選択肢もあったら、どうされていましたか? 当時と今とではアメリカやメジャーリーグに対する感覚も違うものの、すでに野茂英雄選手がアメリカで活躍していましたし、アメリカの大学に進み、その後はメジャーリーグも視野に・・・という話があったら、魅力を感じましたか? 
 
狩野 想像するのが難しいですね(笑)。大学に進学するよりプロ野球の世界に入りたい意思も強かったですし、親に負担をかけたくなかったので、費用が全額免除でない限り、その選択肢はなかったと思います。野茂選手は日本でも活躍したスーパースターですし、いきなりアメリカの舞台は想像がつかないなぁ。
 
西谷 やはり、二の足を踏みますかね。留学において一番ネックになるのは、どういう点でしょう? 留学カウンセラーとしてかなり気になります(笑)。
 
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狩野 アメリカでの生活そのものでしょうか。日本はアスリート同士の仲間意識が強いですが、国が変われば、その関係性も変わりますよね。何かあっても言葉も通じない、味方がいないという状況は、かなり不安です。留学となると、競技のトレーニングはもちろん、語学のスキルアップも大変そうだなあ。学生さんのメンタルケアも大切になってきますね。そういえば、先ほど西谷代表はご子息の留学に苦労されたとおっしゃいましたよね。
 
西谷 当時は日本専任の担当者もおらず、サポートが日本の実情と合っていないと感じることもありました。与えられる情報が少なく、やるべきこともわからず手探り状態でしたね。だからこそ、お子さんはもちろん、親御様にも丁寧なサポートを心がけたいと思っています。留学相談から実際にアメリカの大学に送り出すまでは、大体1年半から2年くらいかかります。高校生にもなると、親とのコミュニケーションが減る子も多いので、本人にはLINEで、親御様にはメールで、同じ内容の連絡を個別に送ることもあるんですよ(笑)。
 
狩野 長い時間をかけて向き合い、親子の関係性も考えて対応なさっているのですね。
 
西谷 私の発言が彼らの一生を左右することもあるからこそ、シビアなことを伝える場面も少なくありません。大変ではあるものの、彼らが見違えるほど成長して帰ってくるのを見るたび「この仕事を選んで良かった」と実感するんです。
 
狩野 背中を押し、成長を喜んでくれる西谷代表は、高校生たちの第二の父ですね。