目指せ出社ニスト!
~エクストリーム出社のススメ~
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朝晩めっきり冷え込んで 「布団から出るのがツラい」 と思っていませんか? 布団の温もりに甘えているうちに時間が経ち、慌ただしく出勤・・・なんて、そんなことじゃダメダメ!! 朝からテンション下がりっぱなし! 実は、世間では今、出社前のひと時、ひいては一日の過ごし方を変えるような一大ムーブメントが起きているのだ。その名もズバリ 「エクストリーム出社」。・・・って何かというと、様々なアクティビティをこなし、定刻までに出社をするエクストリーム・スポーツの一種なのです。2013年8月には日本エクストリーム出社協会発足、同年9月には大会も催され、ネットニュースにも上がっていたので聞き覚えがあるかもしれない。協会の定義によると、このスポーツのプレーヤーは一般的な通勤者と区別し、「出社ニスト」 と呼ぶのだとか。11月現在、日本全国に会員は約100名。隠れ出社ニストは、恐らくそれ以上の数がいると推測される。
共同代表・椎名隆彦氏(左)と天谷窓大氏(右)。出社前のひとコマ
出社ニストの皆様! この日は高尾山で日の出を見て定時に出社
エクストリーム出社の始まりは、協会の共同代表を務める一人・天谷窓大氏の体験から。協会ホームページによると 「過去の会社で、ストレスから出社拒否のような状態になり、会社と逆方向の電車に乗るなどしてエクストリーム出社の原型を生み出す」 とのこと。・・・このエピソード、他人事に思えない人もいるのでは? 出社時刻までの過ごし方一つで、一日の気分は変わるもの。遠足の朝、ワクワクしていつもより早く目が覚めたように、何か楽しいことがあると思えば、早起きだってなんのその。そう、朝活との大きな違いはそこ! 朝活というと、スキルアップや自己啓発など、仕事の延長のような内容が中心。いっぽうのエクストリーム出社は、仕事のことをすっかり忘れて気分をリフレッシュするもの。早朝の市場でゴージャスな朝食に挑むもよし、観光するもよし、海水浴・登山といったアクティビティをこなすもよし。「勉強」 ではなく、あくまでも 「遊び」。言うなれば、エクストリーム出社とは、平日に現れたほんの数時間だけの 「夏休み」 なのである!
エクストリーム出社デビューは、モーニングから初めてみよう!
エクストリーム出社を始めると、ライフスタイル自体が変わりそう。日本エクストリーム出社協会の共同代表・椎名隆彦氏、実際のところ、どうでしょう? 「エクストリーム出社をする日は朝の4時半に起きて遊びまくり、出社から昼過ぎまでは特別なテンションで、集中して仕事ができます。夕方からは眠気に襲われるので、残業はせずにまっすぐ家に帰り、22時頃に就寝。典型的な早寝早起き生活になるため、体内時計がリセットされ、ライフスタイルが朝型に変わりました。夜型に戻りそうになると、頃合いを見てエクストリーム出社をキメれば、また朝型になりますよ。だらだらと夜更かしすることがなくなり、朝に集中するようになりましたね」。なるほど、早寝早起きは体のリズムも整うし、仕事もスタートから集中できて効率がいいんですね! 朝から思い切り遊んで、効率よく仕事をして、さらには体の調子も整うとは画期的。しかし、大会入賞者の出社を見ていると 「秋田県の実家から茨城県つくばまで約600キロを寄り道出社」 や 「日本一の石段、3333段を登り下りして自転車60キロこいで出社」 とか、敷居が高いんですけど・・・。「初心者にオススメなのは、ちょっと豪華なホテルの朝食です。朝食後に神社やお寺など、パワースポットでお参りして出社すると、清々しい気持ちで仕事に向かえます。慣れると、冬はやっぱり温泉ですね。仕事終わりに片道2時間くらいの温泉宿まで足を伸ばして、露天風呂で冬の夜空を眺めると、すごく幸せな気持ちになれますよ。翌朝は5時に起きて、ひとっ風呂浴びて、街を散策してエクストリーム出社。あとは、ウィンタースポーツをしてからの出社というのもいいですね。季節以外にも、日本各地の地域色を活かすと、出社のバリエーションが楽しめるはずですよ」。
朝から温泉・・・ホテルで豪華なモーニング・・・聞いているだけで、起きるのが楽しみになってきた! エクストリーム出社なら、お花見や海水浴、紅葉といった季節のレジャーも、早朝の人の少ない時間帯に広々と楽しめるのも魅力なのだとか。季節ごとにエクストリーム出社の大会を行う予定もあるそうなので、今後の動向も見逃せない。さっそく明日から出社ニストを目指して早起きしてみては?
目指せ出社ニスト! ~エクストリーム出社のススメ~