B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

トピックスTOPICS

個性豊かなワークスペースをピックアップし、テレワークに悩めるビジネスパーソンにご紹介する連載コラム第3回。在宅勤務だとリラックスした状態で仕事ができる反面、家のことが気になったり、オンとオフを区切りにくかったりするのが悩ましいところ・・・。そんな人にぴったりな、寛ぎながら働けるユニークなワークスペースを見つけました!
 
 

疲れたらお風呂に入ってリフレッシュ
寛ぎながら働ける「湯work」って?

 
大江戸線両国駅から徒歩すぐ! 両国湯屋 江戸遊
大江戸線両国駅から徒歩すぐ! 両国湯屋 江戸遊
2019年6月にオープンしたワークスペース「湯work」
2019年6月にオープンしたワークスペース「湯work」
オンライン会議などがないテレワークの日は、比較的リラックスしたスタイルで仕事に取り組んでいる人も多いのでは? 社内にいると雑務を頼まれたり、周りの目が気になってなかなか息抜きができなかったりしますよね。とはいえ、在宅勤務をしていても、オンとオフの切り替えがしづらかったり、家にいる時間に比例して掃除や食事の準備といった家事も増えたり、完全にリラックスモードとはいきません。そこで注目したのが、寛ぎながら働ける新感覚のワークスペース「湯work」です!
 
湯workがあるのは、都営地下鉄大江戸線両国駅から徒歩1分という便利な場所にある「両国湯屋 江戸遊」の中。そう、温浴施設内にあるワークスペースなのです! 温浴施設の場合、施設内のWi-Fiを使って休憩所のテーブルでやろうと思えば仕事もできる・・・という環境は少なくないものの、本格的なワークスペースを併設しているのは珍しいのでは。施設の入館料を払えば湯workの利用自体は無料なので、フリータイムで入館して仕事をしつつ、休憩としてお風呂やサウナを利用しながら1日中過ごすのもアリ。しかも、なんと湯workのスペース自体がもともと浴室だったということもあり、見どころが満載です。居心地がよく、リラックスしながら働ける、湯workの魅力をたっぷりとご紹介しましょう。
 
 

リニューアルにより施設の面積が2倍に!
旧館の面影を残しワークスペースをオープン

 
荒々しい浪間に浮かぶ湯船をイメージした男湯
荒々しい浪間に浮かぶ湯船をイメージした新館の男湯
女湯は白を基調に赤富士から広がる雲をイメージ
新館の女湯は白を基調に赤富士から広がる雲をイメージ
20年ほど同地で営業を続けてきた両国湯屋 江戸遊。2019年6月、面積はこれまでの2倍に増築してリニューアルオープンを果たしました。2階が女性フロア、4階が男性フロアとなっており、それぞれ半露天風呂や2種のサウナ、テーマの異なる富士山のタイル画も見応えがあり、人気を博しています。このリニューアルの際に、もともと浴室のあった旧館の用途について、一時は閉鎖してしまう案もあった中、おしゃれなカフェスタイルのワークスペースが少しずつ世の中に増えていた時期だったこともあり、ワークスペースをつくることになったのだとか。
 
湯workのユニークな点は、なんといっても、旧館時代の浴室の面影を極力残した空間でしょう。タイルの床や壁もあったものを活かし、さらに、中央にあった水風呂は円卓に、サウナは会議室に、浴槽やシャワーブースのつくりもそのまま活かされており、壁のタイル画も当時のままだと言います。銭湯などをテーマに新たにつくった施設ではなく、もともと20年近く愛されていた浴室スペースだからこその味わいがたまりません。“お風呂”という独特の雰囲気のおかげで、集中しながら程よくリラックスしながら仕事を進められそうです。
 
男性フロアの湯work。タイル画も浴室時代のまま
男性フロアの湯work。タイル画が見事
サウナを活用した会議室は事前予約可能
サウナを活用した会議室は事前予約可能
元シャワーブースは集中したいときにぴったり
元シャワーブースは集中できそう
 
 

湯workをサードプレースに
仕事と遊びの両立を提案!

 
glay-s1top.jpg
タイル画を眺めながら仕事ができる
リニューアルによりお風呂や岩盤浴、食事にリラクゼーションと大人の遊び場として進化し、湯workを開設したことで「スパで働き方改革、遊び方改革」を提案する両国湯屋 江戸遊。リニューアルオープンから半年ほどで訪れたコロナ禍では、入館者そのものは一時的に落ち込んだものの、湯workの利用者は増加傾向にあったのだとか。多くの人がテレワークになった際に、自宅ではないワークスペースを積極的に探したのかもしれません。出社しない新しい働き方が定着していくであろう今後、湯workはますます需要が伸びそうですね。
 
湯workの利用者の多くはフリータイムで入館し、洋服ではなく館内着に着替えて4~5時間と、滞在も長めの傾向が。女性フロアと男性フロアがわかれているので、女性はお風呂に入ってノーメイクでいられるのも、居心地の良さを後押ししていそうです。タオルやアメニティもすべてそろっているので、ノートパソコンさえあればあとは手ぶらでも大丈夫なので、午前中だけ会議で出社した帰りや、出先からの帰りなど、そのまま在宅勤務に戻るのではなく、湯workに直行! という使い方もワーケーション気分で楽しめるのでは? もちろん、お腹がすいたら食事処で食事も可能。ひと仕事終えたらお風呂やサウナでスッキリして、食事もして帰れば、あとは寝るだけ・・・。忙しいビジネスパーソンにはもってこいです。
 
「落ち着く」と人気の元浴槽スペース
「落ち着く」と人気の元浴槽スペース
サウナでととのって、仕事に挑むのもよし!
サウナでととのえて、仕事に挑むのもよし!
パソコン作業に疲れたら、岩盤浴でリラックス
パソコン作業に疲れたら、岩盤浴でリラックス
3階の男女共有フロアには4タイプの休憩処が
3階の男女共有フロアには4タイプの休憩処が
ずっと根を詰めてパソコンと向き合うよりも、お風呂に浸かって気持ちを切り替え、ほどよくリラックスしながら仕事をするほうが、心にも体にもいいことも多いはず。忙しいときは、思い切って場所を変えて、寛ぎながら“湯work”してみてはいかがでしょう?
 
 
(データ)
両国湯屋 江戸遊
〒130-0014 東京都墨田区亀沢1-5-8
営業時間 10:00~翌8:30
https://www.edoyu.com/ryougoku
 
今日はどこで仕事する? ワークスペース探訪記
vol.3 お風呂に入って寛ぎながら湯work!

関連記事

最新トピックス記事

カテゴリ

バックナンバー

コラムニスト一覧

最新記事

話題の記事