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コロナ禍で一気に進んだ働き方改革。テレワークを導入したことで、オフィスを縮小したり、地方にサテライトオフィスを立ち上げたりした企業も多く、コロナ禍以降も場所に縛られずに働くスタイルが定着しそうです。しかし、家にこもってデスクワークばかりでは刺激もなく、モチベーションも上がらない。そもそも自宅では、仕事環境が整っていない!――という問題も。そこで毎月、街に点在する個性豊かなワークスペースをピックアップし、テレワークに悩めるビジネスパーソンにご紹介していきます。
 
 

JR東日本のエキナカに急増して気になる人続出
STATION BOOTH& STATION DESKって何?

 
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STATION WORKのWebサイト
通勤などで首都圏のJR各駅を利用している人は、近年、「STATION BOOTH」「STATION DESK」を見かけたことがありませんか? 気になるけれど、中の様子がわからないし、チラッと見ては通り過ぎる人も多いはず。実はこれら、名前から伝わる通り、エキナカで仕事ができる画期的なシェアオフィスなのです! 
 
もともと、駅で電話を耳に挟んでメモを取る人や、電車を待ちながらベンチでPC作業する人が多かったことから、「移動の合間にも落ち着いて仕事ができる場所を」という発想からボックスタイプのSTATION BOOTH が誕生し始まったサービス。開始時から反響が大きかったものの、コロナ禍に入って会員数も増え、立川や三鷹といった郊外エリアの稼働率が上がっているのだとか。世の中のテレワーク難民の多さを実感するデータですね。
 
JR東日本エリアを中心に、2022年3月28日時点で全国約470ヶ所展開しており、2023年には1000拠点を目標に増え続けていくそうなので、これからますますエキナカ×シェアオフィスが身近になりそう! ということで、さっそく、ワークスタイルに合わせて多様な席タイプを選べるSTATION DESKを訪ね、利用方法や居心地を調べてきました。
 
 

Web会議も安心かつ、居心地抜群
会員制のSTATION DESKに潜入!

 
JR三鷹駅下りホーム上にあるSTATION DESK
JR三鷹駅下りホーム上にあるSTATION DESK
拠点によって、席タイプのバリエーションが豊富なSTATION DESK。今回は、特に珍しい、駅のホーム上にあるJR三鷹駅のSTATION DESKにお邪魔しました。STATION DESKを利用するには、事前にWebサイトから会員登録し、利用したい日時を予約。するとQRコードが発行されるので、予約時刻に入り口でQRコードをかざすと入室可能になります。15分275円と短時間から利用できるうえ、事前オンライン決済でキャッシュレスなのも便利! 
 
完全個室の「CUBE」タイプの席に入室してみると、セキュリティも万全で、Web会議にもってこいという印象。在宅でのWeb会議では、近隣への音漏れが気になったり、家族やペットの邪魔が入ったりと、集中できないことも多いので、会議時間だけSTATION DESKを利用するのもありかもしれませんね。電源やWi-Fiといった仕事のための設備が整っているだけでなく、冷暖房も完備されていて居心地もいいので、思った以上に、自宅よりも仕事が捗りそうです!
予約時間にQRコードをかざして入室!
予約時間にQRコードをかざして入室!
完全個室「CUBE」では、電話などもOK
完全個室「CUBE」では、電話などもOK
エアコンも完備で居心地のいい空間
エアコンも完備で居心地のいい空間
 
 

ICカードでカジュアルに利用できる
ボックスタイプのSTATION BOOTHも

 
武蔵境駅の改札外にあるSTATION BOOTH
武蔵境駅の改札外にあるSTATION BOOTH
JR東日本のシェアオフィスのメインブランドである「STATION BOOTH」の利用方法やブース内の様子も見学してきました。2月にオープンしたばかりの武蔵境駅のSTATION BOOTHを訪ねてみると、改札の外にあり、より気軽に利用しやすい印象。

STATION BOOTHの場合は空室であれば会員以外も利用でき、料金はSTATION DESK と同じく15分275円で、交通系ICカードで入室できるのも嬉しい限りです。入室時は少々周りの目が気になるものの、入ってしまえば完全個室で外は気になりません。

拠点によって設備は異なるそうで、最新の武蔵境駅のSTATION BOOTHには、電源などの基本設備に加え、モニターや、なんとWeb会議用のライトまで! 仕事だけでなく、習い事のオンラインレッスンなど、幅広いシーンで利用できそうですね。
 
デスクにはリモートワークに役立つアイテムが勢ぞろい
デスクにはリモートワークに役立つアイテムが勢ぞろい
想像以上に、居心地も使い勝手もよかったSTATION DESKとSTATION BOOTH。今後は東日本エリアの拡充はもちろん、全国展開・マチナカへの展開が見込まれているので、現在は身近にないという人も、最寄り駅で利用できる日は遠くないかも。JR東日本のシェアオフィス「STATION WORK」は、ホテル客室を半日から利用できるホテルシェアオフィスの提携を「JR東日本ホテルメッツ」「メトロポリタンホテルズ」といったグループ運営のホテルや、外部ホテルグループと行っている他、ラウンジタイプのシェアオフィスとの提携も行っているので、出張時にチェックしてみては。旅先や、電車のちょっとした待ち時間、在宅勤務の気分転換に――駅でのテレワーク、一度試してみてはいかがでしょう。
 
 
(データ)
STATION WORK
https://www.stationwork.jp/
 
今日はどこで仕事する? ワークスペース探訪記
vol.1 駅で見かけるSTATION DESKで仕事してみる!
(2022.3.30)

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