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◆盆栽が宙に浮く!?
   世界が注目する技術

 
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盆栽が宙に浮かぶという摩訶不思議な光景に、世界中が大注目! 
 伝統文化からアニメまで、ありとあらゆる日本のカルチャーが“クールジャパン”として海外で注目を集めています。日本では需要が伸び悩んでいた盆栽も、今やそんなクールジャパンの一つ。近年、「Bonsai」の名で“自身の手で育てるアート”として海外で愛好家が増えているのだとか。
 
 2016年1月、クラウドファンディングサイト「Kickstarter」に、盆栽業界に大革命を起こす驚きの盆栽が登場し、話題を集めました。その名も「空中盆栽-Air Bonsai-」――エアーといっても、空気のように見えない盆栽ではなく、フワフワと宙に浮く“空中盆栽”です。公開された動画に世界中が注目し、あっという間に情報は拡散、開始早々に商品化のための目標金額8万ドルを大きく上回る金額が集まりました。「まるでファンタジーの世界」と国内外を賑わせているこの空中盆栽は、製作チーム「Hoshinchu」による日本・九州発のプロジェクト。日本の伝統文化とテクノロジーが融合した新時代の盆栽から今、目が離せません。
 
 

◆小さな惑星さながら
   空間に浮かぶリトルスター

 
クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で公開されている動画
 「空中盆栽-Air Bonsai-」は、「“little star”(リトルスター)」と名付けられた植物部分、「“energy base”(エナジーベース)」と呼ばれる器の2つで構成されています。“little star”と“energy base”の内部には磁石を内蔵。エネルギーベースをACアダプタで起動することで、磁気の力でリトルスターはふわりと飛翔。エネルギーベース上に浮かび、360度回転します。その様子は“little star”という名前の通り、まるで小惑星。宙でくるくると回る神秘的な「Air Bonsai」を眺めていると、イマジネーションを刺激され、何気ない空間にも宇宙的な広がりを感じそうです。
 
 リトルスターは黒松や真柏、ハゼといった正真正銘の植物なので、手間暇かけて育てる楽しみがあり、盆栽愛好家も満足必至。また、エネルギーベースは職人が手がける伊万里焼、さらにディスプレイ用に江戸から昭和初期にかけての古布を使用した一点物の座布団が付き、購入者の手元に桐箱に入った状態で届けられます。「空中盆栽-Air Bonsai-」は、宙に浮くというインパクトを差し引いても、日本の伝統文化が感じられる粋な逸品と言えるでしょう。
 
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基本の“little star”(上)と“energy base”(下)。それぞれ磁石を内蔵
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桐箱に収められた状態で購入者の手元に
 
 

◆多くの人が見守る
   空中盆栽の未来

 
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手間暇かけて、自分だけのリトルスターを育みたい。早くも一般発売を望む声が多数
 現在、リトルスターやエネルギーベースを手に入れられるのはKickstarter のみ。支援額は、8万ドルの目標に対して2月初旬の時点で60万ドルを越えました。200ドル以上の支援をすることで基本セットを手に入れることができ、支援額に応じて様々な種類を選ぶことができますが、すでに高額の支援枠は品切れになっている程の盛況ぶりです。
 
 Kickstarterの受け付けは3月1日までと残りわずか。支援者への発送は8月頃を予定しているとか。現在のところ、Kickstarter締め切り以降の一般発売の予定はないと言います。まずは空中盆栽を手にするのは一部の人のみですが、いずれはより多くの人が親しめる日が来るといいですね。かつてない、浮遊する盆栽――「空中盆栽-Air Bonsai-」。この日本文化とテクノロジーの賜物がどのように成長し、広がりを見せてくれるのか、今後が楽しみです。 
 
 
 
 (この情報は2016年2月17日現在のものです)
 
 
 
 

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