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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 

選手の良いところに注目し
最高の状態でマウンドに送る

 
読売ジャイアンツの一軍投手チーフコーチを務める、宮本和知さん。もともと同チームの投手として活躍し、「スポーツは現役がすべて」という考えのもと、現役引退後はタレント、スポーツコメンテーターとして活躍していた。そんな宮本さんが投手コーチとなる決意をしたのはなぜだったのだろう。また、インタビューでは、指導法に対する熱い思いをたっぷりと語っていただいた。
 
 

いかにパフォーマンスを発揮させるか

 
僕は現役引退後、21年間芸能界で活動していました。ただ、その活動の根っこには常に“野球”がありましたね。タレントとしてテレビに出演するときも、常に土台として野球があったんです。でも、まさか指導者として読売ジャイアンツに戻るとは考えていませんでした。
 
原辰徳監督から投手総合コーチのオファーをいただいたとき、実は少し悩んだんです。21年もの間、野球から離れていましたしね。「俺で良いのだろうか」と考えました。その中で、原監督に「俺がいるから大丈夫だ」と言っていただき、投手総合コーチになることを決意できました。原監督は、“野球人”の中で僕が一番リスペクトしている方。この人にすべて預けようと思えたんです。
 
僕の仕事を簡単に言うと、一軍の投手陣を、最高の状態でマウンドに送ること。一軍の選手ですから、技術面での細かな指導は、基本的に必要ないと思っています。若手には必要な場合もありますけどね。勝負の場においては、いかに彼らのパフォーマンスを発揮させるのかが大切です。僕は選手たちの、メンタル的な部分を支えたいと思っているんですよ。
 
そのために、選手たちをよく観察して精神状態を把握するようにしています。何気ない会話の中から「今日はノってるな」とか「昨日のミスを引きずってるな」などと推測するんです。そうして、自分の現役時代の経験も生かしつつ、どのようにモチベーションを高めるか考えます。
 
そうして選手とコミュニケーションを取っていると、「今までコーチとこんなに話したことはない」と驚かれることもあります。そういうときは、「俺がお前らと話したいんだよ」と伝えていますね。彼らと話すのはとても楽しいですよ。また、「先発がしたいです」など、自分の意見を積極的に言ってくれるようになったときは嬉しかったですね。
 
 
 
 
 

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