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◆老舗旅館が手がけるレストラン
   コンセプトは“お茶を食す”

 
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日本茶を味わい尽くすレストランがオープン
 間もなく立春を迎えるとは言え、まだまだ寒さの厳しい折。温かい飲み物には、心も体も癒されますね。コーヒーや紅茶も良いですが、昔から自然と慣れ親しんだ日本茶の香りや味わいは、特に気持ちが和むのではないでしょうか。しかし、昨今は自宅で急須を使ってお茶を淹れるという習慣が薄れているといいます。そのいっぽうで、ボトル入りの高級茶が人気を集めたり、レンタルの茶室の需要が増えていたりと、やはり私たちのライフスタイルの根底と日本のお茶文化は、切っても切れないものがあるのです。
 
 そうした日本茶の現状に、新たな道を示す1軒のレストランが2014年8月にオープンしました。その名も「GREEN TEA RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU」。日本茶を飲むだけでなく、“淹れる”“食す”をコンセプトに、お茶を使った様々な料理が揃います。母体は、1899年創業の老舗旅館・龍名館。もともと、旅館ではお茶を淹れて訪れる人々をもてなしてきました。また、創業地は、地名からもわかる通りお茶との縁が深いお茶の水。そうしたことから、リニューアルを機に、お茶に特化した「GREEN TEA RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU」が誕生しました。コンセプトの珍しさだけでなく、旅館と和食店で長年にわたり日本食を提供する確かな技術もあり、現在、幅広い世代から注目を集めています。
 
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テラスは32席。オフィスエリアの一角に咲く緑のパラソルが目印
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木目×抹茶色で落ち着いた和の雰囲気を加味したモダンな空間
 

◆6時30分からオープン!
   一日のスタートは朝食から

 
 大学やオフィスなどが密集し、朝早くから人の集まるお茶の水で、グリーンティーレストラン1899お茶の水は朝の6時30分から営業。旅館では朝食を提供していることもあり、レストランでもこの時間からモーニングを提供しています。
 
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「出汁が命の8種類のお茶漬け」は500円
 
ほうじ茶と出汁の風味に朝から箸が進む
 ブームの影響もあって、改めて見直されている朝食。1日をスタートさせるためのエネルギーであり、午前中の集中力や仕事の成果も左右しかねません。特に、朝は消化・吸収の効率が良く、血糖値をゆるやかに上昇させる米をとると良いと言われています。グリーンティーレストラン1899お茶の水のモーニングタイムのメインは、「出汁が命の8種類のお茶漬け」。ごはんは、富山産のコシヒカリをほうじ茶で炊いた、薫りの良い茶飯です。味は鮭や紀州南高梅や塩昆布といった8種からお好みで。わさび、海苔、あられなどの薬味を乗せ、鰹と昆布の合わせ出汁を加えた香ばしいほうじ茶をたっぷりと注ぐと、お茶の香りがふわりと鼻腔をくすぐります。今の時期、朝の温かなお茶漬けは、冷えた体と覚醒しきっていない意識をじんわりと解きほぐしてくれるよう。また、お茶漬けなら「朝は食欲がない」という人でもサラリと食べられるのも魅力です。
 
 この他、モーニングには、アサイーボウルや、夏場には出汁とお茶を冷たく冷やした「冷やし茶漬け」といったメニューがラインナップします。朝の出勤にゆとりを持ち、朝食にお茶を楽しむ。そんなひと時が、お茶の水の朝の新定番になる日も近いのかもしれません。
 
 

◆茶バリエが淹れたお茶と
   こだわりの創作茶料理を

 
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カフェタイムは茶釜を設えたカウンターで「茶バリエ」がお茶を淹れる
 モーニングを含め、グリーンティーレストラン1899お茶の水は4つの時間帯で様々なメニューが登場します。カフェタイムには、ソムリエならぬ“茶バリエ”が常駐し、お茶を淹れてくれるのも特長です。茶葉が違えばそれぞれに香りや風味も異なり、最適な淹れ方も変わるもの。その茶葉にふさわしい湯の温度や抽出時間で、おいしい日本茶を飲めるのは、専門店ならではです。棚に並ぶ器から気に入ったものを選び、ゆったりとお茶を飲む寛ぎの時間は、気分のリフレッシュになると共に、日本茶の奥深さを再認識させてくれるはず。カフェタイムのお供には、お茶を使用したスイーツも充実し、ランチタイムには特製の鯛茶漬け、ディナータイムには抹茶を練り込んだ「抹茶ぽてとサラダ」や抹茶をブレンドした「1899抹茶ビール」といった珍しいメニューも。1日を通して、お茶の様々な楽しみ方を提案してくれます。
 
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棚に飾られた器から好みのものをチョイス
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香り高い宮崎産茶葉「太陽とみどりの煎茶」
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濃厚な「1899手作りプリン 抹茶蜜がけ」
 
 グリーンティーレストラン1899お茶の水では、お茶に関するセミナー「1899ティーカレッジ」を開催する他、2014年12月からは茶器や茶葉の販売もスタートしました。今後も、“食す”という新たなアプローチで、“淹れる”“飲む”といったお茶の原点を再発信していくことでしょう。何気なく飲んでいる日本茶の知られざる魅力に、グリーンティーレストラン1899お茶の水を通じて、ぜひ触れてみてください。
 
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鮮やかな緑が目を引く「抹茶ぽてとサラダ」
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麦と抹茶のほろ苦さが絶妙な「抹茶ビール」
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”飲む””食す”で日本茶の魅力を再発見できる
 
 
 
 
GREEN TEA RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-4
TEL 03-3251-1150
定休日 無休
営業 モーニング6:30~11:00(LO10:30)
          ランチ11:00~15:00(LO14:30)
          カフェ14:00~17:00(LO16:30)
          ディナー17:00~23:00(LO22:00)
 
 (この情報は2015年2月1日現在のものです)
 
 
 
 

 

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