B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

発想力をいかした対応で 多彩に活動する運送会社
ティーマーズ合同会社 代表 玉寄翔大

 
プロフィール 学業修了後、飲食店に就職。その後、飲食業界で調理師や経営者としての経験を積んだ。2020年に独立して飲食店を開業するも、コロナ禍の影響によって弁当の配送に事業を転換する。そして、配送業務が軌道に乗ったことから、本格的に軽貨物運送業をスタートしようと決意し、ティーマーズ(同)を設立した。現在は引っ越し業務やコールセンターの運営など、運送業に関する幅広いサービスも行っている。
 
 
 
東京都足立区を拠点に、関東地方の広いエリアで軽貨物運送業を手がけるティーマーズ合同会社。料理人から運送業者へ転身した異色の経歴を持つ代表の玉寄翔大氏は、従業員の生き方を大切にする実直な経営者だ。従業員の希望と適正を見極め、必要であれば新規事業を起こしながら、これまで会社を成長させてきたという。自律した人材を育て、運送業界での働き方をより良くしたいと語る玉寄代表に、仕事にかける熱い思いを聞いた。
 
 
 

コロナ禍をきっかけに、飲食業から運送業へ

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 春香クリスティーン(タレント)
春香クリスティーン(以下、クリス) 東京都足立区を拠点に、神奈川県や埼玉県など関東地方の幅広いエリアにて軽貨物運送業を営む、ティーマーズ合同会社さん。玉寄代表はもともと飲食業に携わっていたとお聞きしました。
 
玉寄 そうなんです。最初は和食の料理人として就職し、その後、カフェや大手チェーン店などでマネジメント業務も経験しました。さらに地元の和食店で調理の修業を積んだのち、2020年に独立して飲食店をオープンしたんです。
 
クリス 2020年というと、ちょうどコロナ禍による外出規制や飲食店への営業自粛要請などが行われていた時期ですよね。そんな状況でお店をオープンされたとはご苦労もあったのではないでしょうか。
 
玉寄 おっしゃる通りです。店をオープンしてからわずか一ヶ月で新型コロナウイルス感染症が流行し始め、飲食店への営業短縮要請などもあり、店舗の運営を続けるのが困難になってしまいました。そこでお弁当の配送業に事業を切り替えたんです。その中で運送業のノウハウを得て、事業が軌道に乗ったことで、本格的に軽貨物運送業に取り組むことにしました。現在は、生花や工事用資材の配送をはじめ、引っ越しやエアコンの配送・設置、宅配ボックスの設置、コールセンターの運営など、運送業に関するサービスを幅広く手がけています。
 
クリス 発想の転換でピンチをチャンスに変えたのですね。困難な状況から立ち上がってきたティーマーズさんがどのような企業なのか、ますます興味が湧いてきました!