クリス　増田代表が労働衛生コンサルタントの資格を取得されているというのも、大きな特徴ですよね。労働環境って、具体的にはどういうお困り事があるんですか？
 
増田　暑い中で働くことで発生する熱中症や騒音による難聴は代表例ですね。また、解体現場などでのアスベストも重大な問題です。電動ハンマーやチェーンソーといった振動工具を長時間使用することで、レイノー現象という指先が白くなる病気を発症するなどのトラブルもあります。本当にいろいろな課題があるものの、こうした病気や危険性をご存じない方も少なくありません。だからこそ私が専門的にサポートすることで、誰もが笑顔で働き続けられるようにしたいと考えています。
 
クリス　素晴らしいお取り組みですね。ちなみに、労働衛生コンサルタントさんと産業医さんとは、役割が違うのでしょうか？
 
増田　はい。企業の一員として従業員の健康管理を行う産業医とは異なり、労働衛生コンサルタントは外部の独立した立場からサポートします。具体的には、作業環境管理、作業管理、健康管理、労働衛生教育、労働衛生管理体制という、労働衛生の5管理に基づいて職場の診断・指導を行い、改善に導くんです。
 
クリス　労働環境を整えられると従業員満足度の向上や最適な人材確保が叶えられ、企業もメリットが大きいと思います。訴訟問題を未然に防ぐことにもつながりますしね。法律や求められる基準も常に変化している中、増田代表のようなプロに頼めるのは安心でしょう。