濱中　まず、初代バタヤさんの餃子について教えてください。
 
川畑　宮崎県産の豚ミンチや高知産の針生姜、旬のキャベツなど、厳選した国産素材がたっぷり詰まった焼き餃子をお出ししています。ただし、ラー油はあえて置いていません。酢醤油に針生姜を浸し、熱々餃子に乗せて一緒に召し上がっていただきます。生姜の辛みで肉汁の旨みが引き立ち、ジュワッとお口に広がりますよ。豚ミンチとキャベツが4：6の餡はさっぱりした味わいなので、どんどん箸が進む食べ心地です。
 
濱中　うわぁ、おいしそう！　針生姜と食べるなんて斬新なスタイルですね。その焼き餃子をどのように完成させたのか、気になります。
 
川畑　もともと食事や料理が趣味だったこともあり、前職時代、出張のたびに各地で食べ歩きをしながら研究してきたんですよ。
 
濱中　研究に研究を重ね、この焼き餃子を生み出されたのですね。もう一つ、「万能甘辛タレ ヘルプ・み～」も気になります。
 
川畑　実は、元をたどれば、我が家に伝わる100年ほど歴史があるもので、現代の味覚に合うようにアレンジを加え、「かけるだけでおいしい」を目指して完成させました。「バタ冷奴」など当店の単品メニューで味わっていただけるほか、肉や魚、野菜、卵かけご飯など何にでも合う万能ダレなので、ご家庭でもさまざまな楽しみ方ができますよ。濱中さん、こちらの茹で鶏にかけて、ぜひ召し上がってみてください。