B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

技術力と人のつながりで
左官業界の発展に貢献

 

柔軟な姿勢で仕事を楽しむから成果が上がる

 
glay-s1top.jpg
酒井 石黒さんは、左官職人が実際どのような作業をするかご存じでしたか?
 
石黒 いえ、実は詳しく知りませんでした。
 
酒井 無理もないと思います。そもそも50歳以下の人はほとんど知りません。そのような状況を踏まえ、先ほど申し上げた大学で指導しているほか、小中学生が対象のお祭りなども開催しています。泥団子をつくってピカピカに光らせるといった遊びを通じ、子どもたちに左官のおもしろさを体感してもらうんです。
 
石黒 そういったイベントは興味の入り口になりますね! 酒井社長が考える左官の魅力について、あらためて教えてください。
 
酒井 左官は、コテを使って漆喰やモルタルを壁・床に塗っていく作業です。そうして自分が仕上げた建物を街で見かけるたび、嬉しくなります。と同時に、「次はさらに良いものをつくろう」「お客様の喜ぶ顔が見たい」と向上心も湧いてくるんです。人を幸せにするお手伝いに携われる、そんな喜びが左官にはあります。
 
石黒 素晴らしいお仕事ですね。左官=男性との先入観がありましたが、大会で入賞する女性もおられるとのこと。酒井社長の活動によって、左官職人を目指す若者が増えそうです。何より酒井社長ご自身が、お仕事を楽しまれているように感じます。
 
glay-s1top.jpg
酒井 何をするにも楽しまなければうまくできない、と私は考えています。失敗したときは修正が必要ですが、それすら楽しんでしまえば良いんです。“努力”という固い言葉にとらわれないほうが、のびのびと働ける気がします。
 
石黒 どんなことも楽しめれば、仕事にも前向きになれますよね。その柔軟性は、生きるうえで欠かせません。以前は私、失敗するとボロボロ泣くタイプでしたが、今ではそれを笑いに変えられるようになりました。
 
酒井 素敵なマインドセットですね! ちなみに、プライベートを楽しむために働くという気持ちも良いと思います。一生懸命働く分たくさん遊ぶ、または遊ぶために仕事をする。私自身、大好きな飲食やゴルフを満喫するために仕事を頑張っている部分があります(笑)。
 
石黒 自分へのご褒美は重要ですよ! 職人さんに厳しいイメージを持っていましたが、酒井社長は物腰が柔らかく話しやすいので、たくさんの人から慕われるに違いありません。左官業界の未来も含めて応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
まず楽しさを求めることです。その心構えが持てていれば、失敗してしまったときも前向きに「どうすれば良いだろう」と試行錯誤できます。また、プライベートの時間を充実させるために仕事に取り組むのもおすすめですね。
(酒井一弘)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 有限会社早実
■ 本社 〒362-0064 埼玉県上尾市小敷谷797-3
■ 事業内容 左官工事
■ 設立 2004年9月
■ 従業員数 3名
■ ホームページ https://sakan-soujitsu.com/
※営業目的のお電話は固くお断りいたします。