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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

環境にも人にも優しい
排水処理設備の専門企業

 

社会の変化に対応した多様な人材雇用を

 
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濱中 今は、社員さんはどのくらいいらっしゃるんですか?
 
礒部 10名前後で頑張っています。
 
濱中 少数精鋭で頑張っていらっしゃるんですね。でも、会社のこれからを担っていくには、もっとたくさんの人材が必要でしょう?
 
礒部 まさにおっしゃる通りですね。
 
濱中 やはり、若い方に来ていただきたいですか?
 
礒部 いえいえ、年齢にはこだわっていません。つい先日も、64歳の方に入社していただいたばかりなんです。その方の歴史が伝わってくるような熱い履歴書を見て、すぐに採用を決めました。これまでのB-plusの対談を見て応募してきてくださったそうです。今後、私の右腕となってくれる人材だと期待しているんですよ。
 
濱中 我々の活動がお役に立てたというわけですね、光栄です(笑)。礒部社長と社員の間をつなぐような役割を果たしてくれると助かるでしょうね。
 
礒部 はい。弊社のような中小企業の問題は、トップと一般社員の間に立ってくれるような人材が不足していることです。ナンバー2、3になっていくような人材が、なかなか見つからないんですよ。
 
濱中 野球で言うと、ヘッドコーチのような存在ですね。監督はチームを統括する存在だから、選手一人ひとりのことを完全にフォローすることはできません。そこで、監督が思っていることを噛み砕いて選手に伝えたり選手が抱えている悩みに寄り添ったり、そういうことをするのがヘッドコーチなんです。企業にもそういう人が必要というわけか。
 
礒部 まさにそうなんです。叱らなければならない案件があったとして、トップは簡単に個人を叱ることはできないので全体を叱ります。それをきちんと個人レベルに落とし込んでくれる人がいてほしいなと思うんですよね。
 
濱中 監督が優秀でもヘッドコーチが機能していないチームは、強くなれません。やはり組織というのは企業でも同じなんですね。
 
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礒部 今後、海外進出も視野に入れて活動していくためには、グローバル化、そしてノーマライゼーションに対応した雇用を進めていきたいと思っているんです。そのためにも、ナンバー2、ナンバー3の存在は絶対に必要ですし、そのような人材を育てていくことが急務だと考えています。
 
濱中 情熱を持って働いてくれる方ならば、シニアであっても外国人であっても、障害のある方であっても活躍できる。多様性を重んじる現代において、まさに理想の会社ですね。新しいチャレンジで毎年ブラッシュアップされていく御社のご活躍に、これからも注目していきます。来年もぜひ、B-plusにご登場くださいね(笑)。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
若い人に言いたいのは、「仕事はおもしろい」ということです。そのためには、大人がつまらなそうに仕事をしてはダメなんでしょうね。辛いことも含めて、私は仕事が楽しいと感じています。社員に興味を持ってもらい、おもしろいと思ってもらえるかどうかは、社長である私の手腕にかかっていると思います。
(礒部薫)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 ディンク株式会社
■ 本社 〒581-0039 大阪府八尾市太田新町6-98
■ 事業内容 段ボール製造工場向け排水処理設備の設計・施工・メンテナンス/排水処理用薬品製造・販売
■ 設立 平成5年11月
■ 従業員数 13名
■ 主な取引先 株式会社エイブル/日本濾過装置株式会社/藤山化成有限会社/サカタインクス株式会社/王子コンテナー株式会社/日本トーカンパッケージ株式会社/大王パッケージ株式会社/株式会社梅谷製作所/大通機会販売株式会社/株式会社ISOWA
■ ホームページ https://dink.co.jp