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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ものづくりの本質を極め 楽しみながらソフト開発
合同会社Daddy's Office 代表 市川由紀夫

 
プロフィール 埼玉県出身。小学生の時に独学でプログラミングを習得。学生時代は音楽活動に熱中する。大学卒業後はIT企業に就職し、エンジニアの経験を積む。その後、NTTグループ企業に転職し、ネットワーク研究用ソフトウェアの開発を担当。さらにソニー(株)のグループ企業でソフトウェアやクラウドサービスの開発に携わる。2019年4月に独立し、(同)Daddy's Officeを設立した。2019年現在47歳。3人の娘のDaddy。【ホームページ
 
 
 
ソフトウェア開発などを行う合同会社Daddy's Office(ダディーズオフィス)。代表の市川由紀夫氏は小学生の時にプログラミングを覚え、大学卒業後は大手企業で活躍。楽しみながら仕事を続けるため、50歳の節目を前に独立したという。ソフト開発だけでなく音楽にも熱中するなど、「自分がおもしろいこと」を何よりも大切にしている市川代表。「今後は地域に貢献する活動にも取り組みたい」とさわやかな笑顔で語ってくれた。
 
 
 

小学生でプログラミングを習得

 
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インタビュアー 杉田かおる(女優)
杉田 ソフトウェアの開発・販売やコンサルティングを手がけるDaddy's Officeさん。今日は市川代表の歩みを振り返りながら、どのような意気込みでお仕事をなさっているのか、じっくりお聞きしたいと思います。まずは、プログラミングに興味を持った経緯からお聞かせください。
 
市川 私は小さい頃から工作など、ものづくりが好きな子どもでして、小学生の時にファミコンが発売され大ブームになったんです。友だちはみんな夢中で遊んでいました。しかし私はゲームで遊ぶよりも、ゲームをつくることに興味を持ち、独学でプログラミングを学びはじめたんです。完成させたゲームを雑誌に投稿して、誌面で紹介されたこともあるんですよ。それから、ますますプログラミングにのめり込みました。
 
杉田 まだ小学生の頃から、しかも現在のようにコンピューターが一般的ではない時代に独学で習得なさったとはすごいですね。その後も、プログラミング一筋の生活をなさってきたんですか?
 
市川 それが実は、中学生の時に「自分はおたくではないか」と考え、これはまずいと思って一度プログラミングをやめたんです(笑)。その後は、バンドを組み、音楽に力を入れるようになりました。私はドラムを担当していて、現在でも自分たちで曲をつくって、年に数回、都内のライブハウスで演奏して楽しんでいます。