小学生でプログラミングを習得
市川 私は小さい頃から工作など、ものづくりが好きな子どもでして、小学生の時にファミコンが発売され大ブームになったんです。友だちはみんな夢中で遊んでいました。しかし私はゲームで遊ぶよりも、ゲームをつくることに興味を持ち、独学でプログラミングを学びはじめたんです。完成させたゲームを雑誌に投稿して、誌面で紹介されたこともあるんですよ。それから、ますますプログラミングにのめり込みました。
杉田 まだ小学生の頃から、しかも現在のようにコンピューターが一般的ではない時代に独学で習得なさったとはすごいですね。その後も、プログラミング一筋の生活をなさってきたんですか?
市川 それが実は、中学生の時に「自分はおたくではないか」と考え、これはまずいと思って一度プログラミングをやめたんです(笑)。その後は、バンドを組み、音楽に力を入れるようになりました。私はドラムを担当していて、現在でも自分たちで曲をつくって、年に数回、都内のライブハウスで演奏して楽しんでいます。