ものづくりを支えるものづくり
宮地 簡単に言えば、製品を組み立てる際に使用する機械や、工場の生産ラインで使用される装置などですね。弊社ではそれらの製作を手がけています。設計から行うこともあれば、リバースエンジニアリングといって、すでにある治工具をスキャンしてデータ化し、それをもとに新たな治工具を製作する場合もあるんですよ。
吉井 “製造や組み立てに使うための機械をつくる”とは、まさに“ものづくりを支えるものづくり”というわけですね!
宮地 そうですね。そのため、メーカー様の工場に出向いて、どこにどんな機械を置くかをうかがってから取り組みます。また、自社だけでは完結しない仕事も多いんですよ。例えば、電気工事業者さんに配線をつないでもらったり、作業用ロボットを設置するため、専門業者さんに依頼したりですね。ですから、設計者と施工業者との意思疎通も大事になります。
吉井 それぞれのプロが集まって一つの工場をつくりあげる、共同作業の一翼を担っているんですね。とても興味深いお仕事です!