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◆森の中で読書を楽しむ
四季の豊かな日本。季節の変化を大切にし、楽しむ文化は今も昔も変わりません。春は桜、秋は紅葉――。例年、各メディアが開花や見頃を報じ、多くの人がその光景を心待ちにしています。ただ、都心部にいると日常の景色から季節を感じることは難しいのが現実。そのため、これからの季節、山野へ行楽に出かけるという人も多いはず。紅葉の名所は多数ありますが、夏の避暑地としても賑わう信州はいかがでしょうか。山や高原など自然美に溢れ、寒暖の差が激しいこともあり、紅葉の美しさは格別。秋旅にぴったりのエリアです。
黒姫山や妙高山、斑尾山に囲まれた上信越高原国立公園内、野尻湖畔に佇む「野尻湖ホテル エルボスコ」。近代建築家の巨匠・清家清氏が手がけたこのリゾートホテルは、「読書するためのホテル」をコンセプトに掲げ、静かで穏やかな時を過ごせるシチュエーションが整っています。秋色に染まった森の中で、季節の一瞬を目に焼き付けながら物語の世界に没頭する。そして、旬の地元食材を使った料理で心も体も健やかに・・・。“読書の秋”や“味覚の秋”など、様々な秋の魅力に耽り、穏やかな時を過ごす旅をご提案します。
◆季節を五感で感じ
北信濃の豊かな森に佇むエルボスコでの体験は「泊まる、食べる、学ぶ、遊ぶ、癒す。全てにおいて“自然と共生”する」。自然を美しく見せるために色づかいやデザインの細部まで工夫を凝らし、インテリアにも風景を巧みに取り入れています。ダイニングやラウンジの他、全ゲストルームのピクチャーウインドウからは表情豊かな森と野尻湖が広がり、室内にいることを忘れるような開放感が。特に、紅葉に染まる時期の眺めは圧巻です。「朝、目覚めたら森の中」と謳う通り、自然との共生を存分に体感できる設えとなっています。日の射し方や気温、草木の色は刻一刻と変わり、同じ瞬間は二度とありません。エルボスコに滞在するだけでも、季節の変化を敏感に感じることができるでしょう。
ライブラリーは地元に縁のある著者の作品を中心に250冊以上の書籍を所蔵する他、近隣には文化施設も点在。また、湖でのマリンスポーツをはじめ、釣りやゴルフ、トレッキングなど、ロケーションを活かしたアクティビティも充実しています。日の出と共に目覚め、空腹を感じたら食事をし、日中は自然と戯れ、知識を蓄える。時間に追われがちな日常を忘れて自然に身を任せば、体や生活リズムもリセットされ、一分、一秒という時間の感じ方も変わってくるかもしれませんよ。