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◆男ゴコロを揺さぶる
感性と技術の極み

 
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精度にこだわりながら、手間暇をかけて職人が製品に息を吹き込む
 「壊れたら、修理するより新しいモノを買うほうが早くて安い」 という大量生産・大量消費を良しとする社会は、確かに便利で効率的かもしれません。しかし、消費されることを宿命とした製品が蔓延するいっぽうで、いつの時代も、作り手の信念や温もりが宿るモノに人は心を動かされるものなのです――。
 
 「AERO CONCEPT(エアロコンセプト)」 は、まさに後者を代表する存在といえます。航空機の構造体をヒントに精密鈑金加工技術をもって生み出される製品は、斬新なデザインに誰もが目を奪われることでしょう。しかし、大胆かつ繊細なヴィジュアル以上に、職人が一つずつ手仕事を施したことで宿った温もりや魂が圧倒的な存在感を放ち、心を捉えて離しません。
 
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キーホルダーをはじめ、常に持ち歩くものにこそこだわりを
 世界中のセレブを魅了し、一流企業や有名セレクトショップからの提携も引く手数多・・・。ですが、AERO CONCEPTにとって企業のネームバリューや規模の大小は、どこ吹く風。「純粋に自分が欲しいモノを作り、わかってくれる人が買ってくれれば良い」 と、作り手・菅野敬一氏は語ります。この思いに共感した人が製品を手にし、心が豊かになることが最も大切なのです。潔い姿勢と唯一無二のデザインで国内外にファンを増やし続けるAERO CONCEPT。
 それは埼玉県・川口の町工場から生まれました。
 
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AERO CONCEPTの生みの親である職人・菅野敬一氏

◆ AERO CONCEPT=職人・菅野敬一

 
 AERO CONCEPTを知ることは、作り手・菅野敬一氏を知ることかもしれません。菅野氏は、親子三代にわたり精密鈑金加工を手がける生粋の職人。一時は倒産という会社の危機に直面するも、確かな技術で得た信頼と周囲の支えで、現在も航空機部品を手がけています。この製造技術を用いて、菅野氏が使いたいモノを自分用に作ったことがAERO CONCEPTの始まりでした。
 
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 薄く丈夫なジュラルミンの素材に、より軽さを出すための孔が空いたアタッシェケース。シャープでスタイリッシュなデザインは、単なる装飾ではなく、航空機部品を製造する素材と技術そのもの。孔だらけのアタッシェケースは、紛れもなく、菅野氏の技術と感性、そして職人としての誇りがあってこそ、生まれた逸品なのです。その後、多くの製品が生まれましたが、フルハンドメイドで、信念を持って作り続ける姿勢には変わりありません。納得のいく出来栄えでなければ、納期をずらすことも。
 
 技術大国日本の古き良き職人の姿を見て育ち、激動の時代を経験した菅野氏は、戦って傷ついても信念や誇りを貫く強さや、優しさを知っています。菅野氏の生き様は、そのままモノづくりの姿勢に通じているのでしょう。「今の世の中、便利とか効率的とかを価値と言うけれど、心を豊かにしないモノには作り手として価値はない。潔さや喜びといった、目に見えないもののカッコ良さを共有したい」。魅力あるモノに出会った瞬間の感動、心から惚れ込んだモノを手にする喜びを、AERO CONCEPTを通じて伝えているのです。
 
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工房にはAERO CONCEPTの作品がずらり。まるで宝箱のようだ
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印象に残る名刺入れ。「はじめまして」 を意味する“Emijah”の名を持つ
 
 
 
 

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