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繁盛請負人・佐藤勝人の時事国々リポート vol.81 アメリカ商業視察セミナー、4年ぶりの再開!

ビジネス 繁盛請負人・佐藤勝人の時事国々リポート vol.81 アメリカ商業視察セミナー、4年ぶりの再開! 繁盛請負人・佐藤勝人の時事国々リポート 商業経営コンサルタント/サトーカメラ代表取締役副社長

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皆さんこんにちは、佐藤勝人です。さっそくですが、我が日本販売促進研究所では今年10月下旬に、そんな経営者さんたちの目を覚まさせるツアーを企画しました。「第17回アメリカ商業視察セミナーinラスベガス」です。
 
 

30歳で初めて降り立ったアメリカ本土
ラスベガスは夢のような街だった!

 
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モール内のアパレルショップ。広い!
2012年から年2回、春の東海岸と秋の西海岸を開催し続けて、第15回をやったのが確か、2019年11月だった。2020年の6月に予定していた第16回はコロナで中止になったから4年ぶりだ。先だつ3月には私は第16回の視察地だったニューヨークの下見に来ていて、あと5時間遅かったらロックダウンに巻き込まれて空港に入れなくて現地に取り残されるところだった。当時の状況を今読み返すと冷汗が出てくるよ。
 
最初に私がアメリカ視察に行ったのは今から28年前、30歳の時だった。サトーカメラによく訪問してくれていたレンズメーカーのシグマの専務が、世界を開拓してきた経験から「世界を見ろ、アメリカを見ろ」とよく言ってくれていたのがきっかけだった。P M A(フォトマーケティングアソシエーション)というカメラ業界の世界最大の展示会がアメリカで毎年開催されていて、会場はラスベガス、ニューオリンズ、オーランドの3会場の持ち回りになっていた。世界のカメラ業界の動向は全部そこ発で広がるからというので、新婚旅行でハワイしか行ったことがなかった私もその展示会を見る目的で、初めてアメリカ本土に降り立ったのだ。
 
初めて見るアメリカ本土、それがラスベガスだった。いやもう、考えられなかったね。今でこそネット動画なり何なりで街の様子は映像としては見れるけど、生には敵わない。まして当時は、動画で見てあらかじめイメージを持って行くなんてことはできないから、いきなり生身で現地に立つわけだよ。だからまず、その大きさに圧倒された。あと、24時間カジノが開いていて、ショーもあちこちで上演していて、人々がゆったり余暇を過ごしている、その姿が衝撃的だった。当時の日本人はお金はあるが余暇の過ごし方は貧弱で、生活を楽しむということを知らなかった。私は両者のギャップにびっくりして帰ってきた。
 
 

過去起点から未来起点へ
自らの思考を再編するためのアメリカ商業視察セミナー

 
少なくとも商業の世界では、アメリカは日本より10年は進んでいる。そこに視察に行くとどうなるか。否が応でも思考が未来起点にさせられるわけだ。
 
私たち中小企業経営者の思考は、特に地方組の二代目や三代目社長の思考は、過去起点がどうしても多い。変えるわけにいかない部分も一緒に引き継いでいるから仕方ない面もあるけど、過去の積み上げでしか未来を描けない。低成長の低インフレの時代はそれでも良かったが、変化が激しくなった今の時代に過去起点でビジネスを続けては自滅するだけだ。もうすでにその予兆に見舞われている経営者は多いんじゃないかな。
 
そういう人たちにこそ、今回のこの4年ぶりに再開するアメリカ商業視察セミナーを体感してほしい。行けばきっと過去起点の思考から解き放たれて、未来起点に、つまり「こうなるために今からどうするか」という思考に自らを振り向けられると思うから。
 
ちなみに「セミナー」と言っているのは、ツアー中に宿泊先のホテル会議室で早朝セミナー3回とバス移動中の車中講義をしっかり設けているからです。視察だけ、見るだけだとどうしてもあまりの情報量に脳がパンクしてふわーっと舞い上がっちゃって、気付いたら帰りの飛行機の中でした、みたいなことになりかねないからね(笑)。
 
参考までに日程を紹介しておくと、まず初日は夕方現地に着いたらホテルに移動して、夜はレストランで名刺交換も兼ねて食事会を開きます。それで酒が入った勢いでその日は早めに寝ます。時差ボケ解消のためです。
 
そして二日目。朝9時からホテルの会議室でセミナーをやります。座学です。アメリカ商業の歴史から生活スタイル、また、ストアコンパリゾン(店舗視察)のやり方や、アメリカの何を、どんな点を注視すべきかについて等々。そして11時から専用の貸切りバス1台で店舗視察。1日約20店舗~30店舗ぐらい、いろいろなジャンルのお店を見ます。そのうえで住宅展示場にも立ち寄り、生活スタイルを体感してもらいます。そして夕方5時か6時頃にホテルに戻り自由解散。夜はフリーですが、「佐藤勝人を囲んでの食事会」を開き意見交換や相談に乗りますし、またアメリカ文化を体験するミュージカルやショーが開催されているので、一緒に体験しましょう。
 
ちなみに早朝セミナーと店舗視察以外は自由参加です。この二日目の動きを三日間繰り返し、計80店舗ぐらい視察します。
 
そして最終五日目。この日は丸一日フリータイムです。二、三、四日目で視察した店の中からもう一回見ておきたい店を訪れるも良し、まったく新しく自分で店を探して視察するも良し、もちろんのんびりと観光や休日に当てても良し。移動はレンタカーを借りても良し、Uberで移動の便利さを体感するも良しです。
 
最終日の夜も集まりたい人で集まって食事会を開いて、翌日はホテルをチェックアウトして空港に向かい、帰国。これが基本のパターンです。こんな感じで定員20名の少数開催にして、講師佐藤勝人と語学堪能な日本人女性添乗員1名が終日同行するサポート体制を整えていますので、ご安心ください。
 
 

最初は面食らって否定してもOK
そこから素直に受け入れて、前向きに吸収しよう

 
――で、毎回見ていると、大体の参加者が二日目か三日目あたりから、自分の目で見て肌で感じて吸収しているにも関わらず、現実を否定したくなるんだよね。「これはアメリカだからできるんだ」と言いたくなるわけだ。
 
気持ちはすごくよくわかる。自分が今まで日本で考えてきたこと、やっていることが根底から覆されるからね。なんてったって10年、いや、本質的なレベルでは一世代か二世代ぐらい先の未来を見させられるわけだから、しょうがないよ。
 
でも、否定して終わったらそこまでだ。何も進歩しないまま帰国して、今までと同じやり方で、同じ失敗や伸び悩みに見舞われるだけだ。そうじゃなく、向こうだって「この条件・環境でいかに良いビジネスをするか」というテーマで頑張っているだけなんだから、その点では皆さんと同じだから、「自分がこの条件・環境だったらどうやるか」と考えればいいんだよ。そうすれば素直に吸収できるよ。
 
私の経験では、アメリカ商業から学べる一番のキモは「顧客ファースト」ということだ。プラス、多様性を受け入れる多民族国家ならではのチェーンストア先進国であることと、仕組み化と分業制が徹底している点がすごいと思う。属人化して回している仕事はない。日本人同士の阿吽の呼吸で「わかるよな、よしよし」とやっていくのも一概に否定はしないけど、それだとビジネスの許容範囲が狭くなることを、アメリカに行くと痛感させられます。
 
まずは「近未来を体感しに行く。目指すべき姿を五感で吸収する」ことから始めよう。行けば絶対に皆さんの未来の経営に役立ちます。残席わずか! 応募締切8月25日まで! 「さあ~、行こ~」。
 
 
 
■第17回アメリカ商業視察セミナーI Nラスベガス
2023年10月19日〜25日 (5泊7日間研修)
詳細はこちら 
https://jspl.co.jp/event/230516
締切2023年8月25日(金)
《お問合せ》
【視察関連】日本販売促進研究所
担当 佐藤夏美 contact@jspl.co.jp
【旅行関連】JTB 宇都宮支店 TEL:028-614-2171
担当 狩野(かのう)、中三川(なかみがわ)、岩橋(いわはし)
(受付時間 平日9:30~17:30、土日祝休業)
 
■7月27・28日サトカメMG
https://x.gd/RPfqH
事務局 サトーカメラ法人営業課
 
■佐藤勝人12作目の最新著書
https://amzn.to/3EfDs6W
 
■ほぼ毎日更新.佐藤勝人YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC4IpsvZJ6UlNcTRHPgjellw
 
■佐藤勝人LINE公式会員募集中
セミナーやイベント等の最新情報が届きます
https://lin.ee/qZEREN1
 
■講演・研修・個別支援のお問合せは
担当/佐藤夏美 contact@jspl.co.jp
 
 
繁盛請負人・佐藤勝人の時事国々リポート
vol.81 アメリカ商業視察セミナー、4年ぶりの再開!
 (2023.7.26)

 著者プロフィール  

佐藤 勝人 Katsuhito Sato

サトーカメラ代表取締役副社長/日本販売促進研究所.商業経営コンサルタント/想道美留(上海)有限公司チーフコンサルタント/作新学院大学客員教授/宇都宮メディア.アーツ専門学校特別講師/商業経営者育成「勝人塾」塾長

 経 歴  

栃木県宇都宮市生まれ。1988年、23歳で家業のカメラ店を地域密着型のカメラ写真専門店に業態転換し社員ゼロから兄弟でスタート。「想い出をキレイに一生残すために」という企業理念のもと、栃木県エリアに絞り込み専門分野に集中特化することで独自の経営スタイルを確立しながら自身4度目となるビジネスモデルの変革に挑戦中。栃木県民のカメラ・レンズ年間消費量を全国平均の3倍以上に押し上げ圧倒的1位を獲得(総務省調べ)。2015年キヤノン中国と業務提携しサトーカメラ宇都宮本店をモデルにしたアジア№1の上海ショールームを開設。中国のカメラ業界のコンサルティングにも携わっている。また商業経営コンサルタントとしても全国15ヶ所で経営者育成塾「勝人塾」を主宰。実務家歴39年目にして商業経営コンサルタント歴22年目と二足の草鞋を履き続ける実践的育成法で唯一無二の指導者となる。年商1000万〜1兆円企業と支援先は広がり、規模・業態・業種・業界を問わず、あらゆる企業から評価を得ている。最新刊に「地域密着店がリアル×ネットで全国繁盛店になる方法」(同文館出版)がある。Youtube公式チャンネル「サトーカメラch」「佐藤勝人」でも情報発信中。

 オフィシャルサイト 

https://jspl.co.jp/

 オフィシャルフェイスブック 

https://www.facebook.com/katsuhito.sato.3?fref=ts

 サトーカメラオフィシャルサイト 

http://satocame.com/

 YouTube公式チャンネル 

https://www.youtube.com/channel/UCIQ9ZqkdLveVDy9I91cDSZA (サトーカメラch)

https://www.youtube.com/channel/UC4IpsvZJ6UlNcTRHPgjellw (佐藤勝人)

 
 
 

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