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スポーツ 上原浩治のTrust Pitch! vol.3 いろいろな夏 上原浩治のTrust Pitch! ボストン・レッドソックス投手

スポーツ
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こんにちは。ボルチモア・オリオールズの上原浩治です。

7月に入って、そろそろ夏休み直前ですね。今日はぼくの 「夏の思い出」 から話しましょう。
 
 
 


夏休み直前 夏の思い出

 
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オリジナルタオルを手に笑顔。青春の汗を
拭き取れ!
 ぼくの夏の思い出といえば、“部活”。夏といえば部活っていう人は、スポーツをやっていた人には多いと思います。ぼくの中学校には野球部がなくて、夏休みは陸上部の部活に明け暮れてました。休みなんかほとんどなかったなあ。運動していた記憶しかないですね(笑)。 結構ハードでした。
 夏休みの宿題? ありましたねえ(笑)。 あったけど、ぼくは先に終わらせて、あとはゆっくり過ごすタイプでしたね。
 
 
 
Little League Day
 
 ボルチモアでの休日といえば・・・ ブログにも書いたけど、「Little League Day」というのがあって。日本でいう「ファン感謝デー」の子供向け版みたいなものかな。年に4、5回あるんですよ。こっちはすでに夏休みに入ってて、6月の催しで今年は2回目。
 その中で、子供たちが球場の中に入ってきて選手たちとハイタッチするんです。幼稚園くらいから小学校までの子供たちが1万人くらい集まってくれて、「コージー!」ってぼくの名前を呼んでくれた子もいましたね。いやあ、みんな明るいし、子供たちが楽しんでくれれば嬉しい。
 
 ただ、気になることがひとつ。
 ぼくとハイタッチする後にマスコットキャラクターのバード君(ぬいぐるみ)がいたんで、みんな、ぼくよりもそっちのほうがおもしろかったようです・・・。
 
 
 

一人では何もできない  活躍する新人の持つ「明るさ」

 
 7月にもなると、新人の長所や短所も見えてくるね。
 自分の経験の中で、こいつは「使える」と思った新人の共通点といえば・・・、まずは、やっぱり「しゃべれる人」。アメリカでもそうですけど、ぼくが日本人っていうのもあるかもしれないけど、朝会ったときに普通に「おはよう」と言える新人もいれば、言えない新人もいる。言ってる人は活躍しているし、言ってない人は活躍していないですよね。これはアメリカでも、日本でも同じだね。いやあ、メジャーリーガーの新人たちは明るいよ。
 
 日本ではあいさつは、みんなしていたけど、覚えているのは木佐貫とかかな。日本であいさつがなかったら、どつかれますよ(笑)。
 とにかく自分から積極的に声かけてるかどうか。「先輩、ちょっと食事連れてってくださいよ」とかね。軽いノリじゃないけれども、先輩にかわいがられるような新人になるのがいいんじゃないですか。先輩に声をかけていいのか躊躇してしまう人もいると思うけど、暗いのはダメですよ。
 ジャイアンツにいたときは、前田さんとか、江藤さんをたまに親しみをこめて「あきら」って呼んだり・・・ そういう先輩には「食事連れて行ってくださいよ」って言えて、食事行ってまた仲良くなっていく。日本は試合の後で一緒に食事に行くっていうことがありましたからね。
 
中には、一人が好きな人もいるでしょう。それを全面否定するつもりはない。
でもね、一人では何もできないことにも気付かなければならないと思う。
会社だってそうじゃないですか。一人じゃ何もできない。
みんなが集まって一つの会社になるわけです。野球も一緒ですからね。
周りの助けになって、やっぱり自分も成長していくわけですから。


 
 
 
 

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