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<2009年7月15日更新>
ご無沙汰しています。
インダスの渡辺です。
 
今回は、新卒求人媒体について、お伝えします。
 
現在のTOP2は、リクナビ、マイナビになります。
就職希望学生のほとんどが、登録しています。
 
次に続く規模が、日経ナビ、enジャパン、学情ナビかと思います。
 
これらのサイトは、言わば、求人・求職の「総合百貨店」です。
あらゆる企業が掲載されていますし、いろいろな学生が登録しています。
 
対し、弊社インダスのように、ニッチマーケット(体育会学生)をターゲットにしている求人媒体が、ゴロゴロあります。
 
ベンチャー志望の学生ばかり集めているサイト、
六大学などの上位校出身者だけに絞ったサイト、
地域特化型のサイト等。
 
何しろ、求人媒体が「紙」から「Web」に替わったことで、業者が乱立しているのが現状です。
 
どのサイトの、どのサービスを選べばいいのか。非常に難しいですが、
実は、「求人媒体のWeb化」は、
中小企業及び、10人前後または10人以下の規模で採用をする企業にとっては、
何ら状況を好転させていないと感じています。
 
そう考える理由として、先ず言えるのが、求人数が多い ということです。
リクナビ、マイナビには、それぞれ6,000~7,000社の求人が掲載されています。
これでは、自社の求人が埋もれてしまいかねません。
 
さらには、情報の発見性の問題があります。
Web情報というのは、階層化されており、情報の俯瞰性に欠けます。
いっぽう、紙情報は、平面化と相性がよく、情報の俯瞰性に優れています。
例えば、プロ野球中継を見たかったとします。
Webにて、「プロ野球 中継」と入力すれば、全てのプロ野球中継の情報がゲットできます。、良い事ですね。ですが、このような経験は無いでしょうか。プロ野球中継を見たくて、新聞のTV欄で探していたら、となりのチャンネルの温泉番組が目に入り、結局、野球は見なかった、ということは。
これが、紙媒体の良いところです。情報が一覧になっているので、気づきや思わぬ発見があるのです。
 
ですが、現在主流のWeb求人媒体では、
そもそも、学生(求職者)は、
世の中にどんな会社があって、どんな仕事があるのかも分からない段階で、
階層化された(Web)企業情報を探すわけです。
もうこの時点で、ミスマッチです。
 
それでも、何らかのキーワードを入れて探そうとするわけですが、
学生は分からないことだらけですので、
結局は、既に知っていることで調べます。
例えば、体育会系学生であれば、「スポーツ」ですとか、「フィットネスクラブ」ですとか。
これは、何も、体育会系学生に限った話ではありません。文科系学生も含めた大半の学生は、既知の範囲内でしか仕事を選べません。
では、既知とは、何かといえば、
それは、大手企業だったり、
社会的な認知度が高い、分かりやすい企業のみになってしまうのです。
 
このことから、中小企業、又は、10人以下の採用の場合は、大手Web媒体では、求人の効果が出ないと申し上げます。
 
効果を出すには、弊社を含めたニッチサイトとタッグを組むことを、お勧めします。
登録社数や登録人数は、比較になりませんが、前述した事象を防ぐことができますし、ニッチサイトほど、学生との距離は近いですから。
 
それ以上の人数を採用する場合は、大手サイトの力を借りなければいけません。
但し、いわゆる「早期化・長期化」による採用コストの増大は、覚悟しなければいけません。
 
もちろん、両社を絡めたハイブリッド型の採用もありますが、
媒体費、採用HP費、入社案内費、内定フォロー費、採用スタッフ人件費など、
年内中に、準備を始め、
実際の説明会は、遅くとも2月から開始し、
選考終了までは、9月位まで掛かります。
 
非常に、手間暇がかかるのが、今の採用活動なんです。
 
もちろん、手間隙やコストをかけてでも、
「勉強」として、取り組んでみるのも良いです。
社内活性化の効果もあります。
 
しかし、10人以下の採用であるならば、
ここまで、手間暇をかける必要はありません。
 
重要なのは、媒体選択よりも、
いい人材がとれるよう、一緒に、親身になって動いてくれる採用業者を見つけることです。
 
 
 
 

 執筆者プロフィール 

渡辺 憲一 Watanabe Kenichi

インダス 株式会社 代表取締役社長

 経 歴 

1993年、(株)学生援護会入社。求人広告営業とアメフト選手の二足の草鞋を履きながら、社長賞を獲得する。2000年、(株)グッドウィルキャリア入社。人材紹介営業に従事。主に、ベンチャー企業を担当する。2001年5月に独立。実践型採用コンサルとして、約7年半活動。新卒、中途を問わず、採用の設計から、説明会でのプレゼンテーター、面接、媒体コントロール、斡旋会社対応まで、口を出すだけではなく、「やってみせ、結果を出す」を信条とする。2008年11月からはインダス(株)に活躍の場を移し、2009年3月から代表取締役に就任した。

 オフィシャルホームページ 

インダス 株式会社 http://www.indus-group.co.jp/

アスリート就職ナビ https://2010.athletenavi.jp/

 

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