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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 
フリーアナウンサーに転身し、子育てに励みながら自身のやりたいことを探してきた青木さん。現在、どんな仕事に興味を持っているか聞くと、“初出し”だという目標を話してくれた。
 
 

人の良いところを引き出したい

 
今まで働いてきてわかったのは、私は自分が前に出るよりも、何かの媒体の良いところや人の良いところを引き出すのが好きだということです。最近は雑誌の取材を受けることが多く、その中で自分の思いを伝えるというより、その雑誌がより良いものになるように考えて撮影やインタビューに取り組んでいます。
 
局アナ時代には、スポーツ選手の方などに対して、さまざまな場でインタビューさせてもらうことがありました。やはり職業柄、人の話を聞いたり、何かの司会をしたりすることは好きですね。自分の個性やキャラクターを前面に出すよりも、誰かの良さをグッと引き出せるようなインタビューなどにも、もっと挑戦していきたいです。
 
例えば、映画などの舞台挨拶の司会も興味があります。テレビの映像には、司会の声はなかなか入りませんよね。あくまで取材対象の方にスポットを当てて、限られた時間でその方の良いところや、良い表情などを引き出す仕事がしたいと思っています。
 
 
(インタビュー・文 中野夢菜/写真 Nori/ヘアメイク MAKI/スタイリスト 鍛冶古翔三(Yolken))
スカート・シャツ Maison MIHARA YASUHIRO
ピアス・ブレスレット Grossé
その他 スタイリスト私物
 
 
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青木裕子(あおき ゆうこ)
1983年生まれ 埼玉県出身
 
慶応義塾大学を卒業後、2005年に(株)TBSテレビにアナウンサーとして入社。報道番組をはじめ、バラエティ番組などでも活躍する。2012年に同社を退職し、フリーアナウンサーとして活動を始めた。2014年に第一子を出産。現在は2児の母として仕事と育児を両立している。著書に『母、妻、ときどき青木裕子』(講談社)がある。
 
 
 
 
(取材:2020年3月)