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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

家族のように寄り添う 少人数のグループホーム
株式会社FAM 取締役 平見平

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 大阪市西成区にある障がい者グループホームふぁむの管理者を務める、株式会社FAM(ファム)の取締役、平見さんにお話をうかがいます。かわいらしい猫ちゃんが2匹出迎えてくれました! こちらはペット共生型のグループホームなんですね。
 
平見 ええ。もともと私が動物好きですし、動物と触れ合うことはストレスの緩和や精神的な落ち着きにもつながるので、アニマルセラピーとして入居者様にリラックスしてほしいと思い、このスタイルを取り入れています。
 
タージン 人懐っこい猫ちゃんですから、入居者さんも癒やされて心が穏やかになるでしょうね。あらためて、主な入居の対象になる方や入居までの流れを教えてください。
 
平見 当グループホームでは、身体、精神、知的障がいをお持ちの方々を対象にしており、定員は4名までと少人数制です。ご入居については、まず障害福祉の相談支援センターにご相談をしていただきます。相談員さんがお一人おひとりにあったグループホームを提案する中でご縁があった方と私どもで面談をさせていただいたり、実際にグループホームをご見学していただいたりといった手順を踏んで、ご入居が決まるという流れですね。
 
タージン なるほど。ところで、そもそも、平見さんはどういった経緯で福祉の世界に入られたのですか?
 
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平見 私は以前、アミューズメント業界で営業職をしていました。しかし、大怪我をして入院した際に将来について考えるようになり、「社会に貢献したい」という思いが芽生えて福祉業界への転身を決意したんです。その後、現在弊社の代表を務めている妻をはじめ、家族やスタッフにも協力してもらい、株式会社FAMを立ち上げました。
 
タージン ちなみに、会社名の「FAM」にはどのような思いが込められているのでしょう。
 
平見 「FAM」は、アメリカのスラングで家族や友人という意味を持ち、愛情や親しみを表す言葉です。愛情をもって入居者様を温かく迎えたいという思いを込め命名しました。入居者様にはご家庭にいるような安心感を持って生活していただきたいので、スタッフは私の家族や友人で構成しているんですよ。