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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

若手が正しく評価される
空調・電気設備工事会社

 

若手が高賃金で働ける仕組みづくり

 
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今岡 業界内で若い人材が不足していると問題になっている中で、なぜこれほどまでに若手スタッフさんが多くいらっしゃるんでしょうか。
 
西 例えば、給料を業界の平均以上の水準で払っています。その点については会社の利益はほとんど度外視です。借金をしているくらいで、赤字経営ですよ(笑)。また、経営者の私自身が同世代であるため、若者の悩みや不安、働き方などの要望に共感しやすいのが理由だと思います。この業界には、いわゆる3Kのようなネガティブなイメージが根強く残っています。私はそうした古い業界の体質を変えたい、変えようと本気で考えています。それを実現しないと、将来的に、若い世代が今以上にこの業界に入ってこなくなると思うんですよ。
 
今岡 業界を変えようという意気込みに、みんなが共感してついてきてくれているわけだ。
 
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西 ええ。実は私、年功序列で賃金が上がっていくような現状がとても嫌なんです。だから、その状況をどうしても打破したいんですよ。私は今29歳で、子どもがいるので、我々くらいの世代がもっともお金が必要だと実感しています。一方で、子育てが終わった上の世代の方々は、好きに使える時間やお金も多く、さらに給与も若者より高額な場合が多いですよね。私はこの逆の形をつくらなければだめだと思うんです。つまり、20~30代がたくさん給与をもらえて、年を重ねるにつれて下がっていくような仕組みです。野球選手も活躍したら年俸が上がりますよね? それと同じで一生懸命働いている人にどんどん還元してあげることが大事だと思うんです。
 
今岡 素晴らしいですね! 給与水準が高ければモチベーションが上がるし、人材が定着するはず。しかも若者が未来を見据えて働ける環境だから、優秀な人材が増える。そうなれば当然、会社も成長しますよね。
 
西 ありがとうございます。スタッフを引き連れて事業を力強く運営していけば、誰にも負けない会社になれると私は確信しています。だからこそ、一生懸命働いてくれているスタッフに給与をたくさん払うのは将来への投資なんですよ。
 
今岡 スタッフに平均以上の給与を支払っているのも、そうした思いとリンクしているわけだ。本気度がすごいですね。お話を聞いて、実に働きがいのある会社だと感じましたよ。