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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

安全かつ迅速に施工する
アスベスト除去の専門家

 

安全かつ迅速な作業でアスベストを除去

 
石黒 抜群のチームワークを誇るSKGのみなさんが行う業務内容についても、あらためて教えていただけますか?
 
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鈴木 弊社では、主に築年数の長い集合住宅や学校などの建物で、建材として使用されているアスベストの除去工事を行っています。アスベストは石綿とも呼ばれ、優れた耐火性や耐蝕性などの特性を持ち、加工がしやすく安価であることから、かつては断熱材や耐火被覆材などさまざまな建材として利用されてきました。しかし、目に見えないほどの極めて細かい繊維状の鉱物であるため、気付かずに吸入すると肺を傷つけてしまい、肺がんなどの健康被害を引き起こすとして、現在は製造や使用が禁止されています。
 
石黒 確かに近年、アスベストの吸入を原因とする健康被害が大きな社会問題にもなっていますよね。
 
鈴木 そうなんです。アスベストは1975年頃まで、日本国内の建築工事で一般的に使用されており、当時につくられた建物は全国的にも数多く残っています。最近では、それらの建物が続々と耐用年数を迎えてきているんですよ。
 
石黒 耐用年数を過ぎた建物は、建て替えたりリフォームしたりしますよね。その際に、建物の一部または全部を取り壊すとなると、アスベストが飛散してしまうため、除去する必要があるということですか。
 
鈴木 おっしゃる通りです。アスベストについての知識や、除去するための技術を持たない業者が安易に古い建物を解体しようとすると、現場の作業員だけでなく周辺住民の方々にまで被害が及んでしまうかもしれません。そこで、弊社のような専門業者が必要なんですよ。
 
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石黒 なるほど。具体的にはどのように作業を行っていくんでしょう?
 
鈴木 まず、作業場所をシートで養生し、アスベストが飛散しないように密閉します。続いて、負圧除塵機という粉塵を吸い込んでフィルターでキャッチする機械を設置し、アスベストが外部に飛散しないようにするんです。その状態で一度、行政機関の検査を受け、安全性が確認されたあとで実際に除去工事を行っていきます。さらに、施工中や施工完了後も、空気中のアスベスト飛散量を逐一チェックしたうえで、定められた廃棄方法でアスベストを処理し、最後に報告書を行政に提出するといった流れですね。
 
石黒 想像以上に多くの工程があるうえに、行政機関との連携や厳密な検査なども必要なんですね!
 
鈴木 そうなんです。当然ながら作業する私たち自身の安全にも注意する必要がありますし、アスベストの除去工事が終わらないと他の業者も工事が進められません。そこで弊社では、専門的なノウハウとスタッフ同士のチームワークの良さを活かし、安全かつ迅速に作業を行っています。
 
石黒 安全性とスピードを両立した作業が可能なのは、まさにアスベスト除去に精通したプロだからこそだと思います!