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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

看護師常駐の安心体制で
障がい者さんの就労を全力支援!

 

多彩な作業や送迎サービスで無理なく働ける

 
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看護師の池田氏(左)
矢部 ココカラミライという事業所のネーミングが素敵ですよね。どんな由来があるんですか?
 
長谷川 利用者様も私たちも「ここから未来を切り拓いていこう」という思いを込めているんですよ。
 
池田 屋号に込めた思いを実現するためにも、利用者様が高いモチベーションで前向きに頑張れる場所にしたいと考えて働いています。そのためにも、一人ひとりの個性を大切にし、リラックスできる雰囲気やコミュニケーションが自然と生まれるような環境づくりに注力しているところです。
 
矢部 利用者さんの未来を切り拓くために、具体的にはどんな事業を展開しているのでしょう。
 
長谷川 製品として出荷するために毛糸を適切に袋詰めし、整える毛糸のパッケージング作業、シルク製の古布を利用して小物を製作する古布事業や、ヤムニョムチキンやチーズドックなどつくるための簡単な下準備をする食品加工を中心に、現在は8つの作業を用意しています。
 
矢部 8つも!? 種類がとても多いんですね。
 
長谷川 利用者様によって向き、不向きもありますし、作業のスピードも違いますので、いろいろな作業を選べるようにしているんです。
 
矢部 同じ作業ばかりだと飽きてしまうこともあるでしょうし、たくさんの作業の中から自分に向いているものを選べるのは、利用者さんにとっても嬉しいでしょうね。
 
長谷川 利用者様自身に“選択してもらう”という行為自体も大切にしているんですよ。「これがしたい」と意志を示すことが、自然に成長へつながっていくと思いますから。
 
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矢部 自らの意志で選び、経験を積んでいくことが成長につながっていく。まさに利用者さんの未来を切り拓くためにある事業所だと感じました。そういえば、あちらに着物が飾られていたので気になっていたんです!
 
長谷川 京都ならではと言いましょうか、着物づくりに関する作業もあるんですよ。着物の背中部分の膨らみを抑えたり整えたりする帯枕に使われるガーゼをつくったり、それに関連する板をきれいに袋詰めする作業などを行っています。
 
池田 着物を解いた古布でティッシュケースなどをつくる、小物づくりの作業もありますよ。それらを、障がい者さんがつくった商品を専門に扱うショップや地域のイベントで販売しているんです。
 
矢部 素敵な作品ばかりですから、欲しい方はいっぱいいると思います!