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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

測量で土地の境を明確化
不動産の価値を守る!

 

測量を通して社会を下支え

 
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クリス 住宅地周りの境界をはっきりさせることが、古川代表の主な役割なんですね。そのお仕事は、私たちの暮らしにどう関係しているのでしょう?
 
古川 まず、土地家屋調査士の依頼主は大きく2つに分けられます。一般市民と官公署です。このうち最もご依頼が多いのは市民側、とりわけ登記申請の手続きですね。登記申請は、不動産を取り引きする際に必要な、とても重要なものです。
 
クリス 取り引きというと例えば、土地の売買などですか?
 
古川 ええ、土地家屋調査士が道路や隣家との境界を明確にすることで、土地の広さが確定します。その面積により売買価格や固定資産税の額が変わってくるので、作業上、些細なミスも許されません。また、建物の新築や増築、取り壊しを行った際にも登記申請が必要なので、そのときも土地家屋調査士の出番です。いずれの場合も、不動産業者さんを通してのご依頼がほとんどですね。
 
クリス 自分の住んでいる家のことで、なくてはならない存在が土地家屋調査士なんですね。お話をうかがって、遠い存在だと思っていた土地家屋調査士の仕事が、身近に感じられてきました。ちなみに官公署からの依頼は、どのような内容があるんでしょうか。
 
古川 公共事業や地図の更新に必要な登記などですね。ただ、一般市民と官公署の目的は異なっても、土地家屋調査士の作業そのものは基本的に変わりません。現場の調査・測量を経て、作成した登記書類を法務局へ提出する、という流れです。
 
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クリス ご説明くださったおかげで、土地家屋調査士のお仕事内容がとてもクリアにわかりました。古川代表がこの道を歩まれるようになった経緯も、ぜひ知りたいです。
 
古川 税理士である母から士業を勧められたことがきっかけです。自分は土地家屋調査士として独立しようと決意し、大学卒業後に大手の土地家屋調査士法人に5年ほど勤めました。そこで200件以上の案件に携わった実績が、私の財産ですね。その実務経験があったからこそ資格を取得し、独立開業を果たせたと思っています。
 
クリス 高い志のもと努力を積み、夢を叶えられたのですね。古川代表がご自分の道を着実に歩まれていて、お母様も誇らしいことでしょう。
 
古川 ありがとうございます! そのように言っていただけて、とても励みになります。