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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

測量で土地の境を明確化 不動産の価値を守る!
古川大輝土地家屋調査士事務所 代表 古川大輝

※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
 
プロフィール 兵庫県出身。大学卒業後、税理士の母親の影響を受け、自らも士業を志す。土地家屋調査士としての独立を視野に入れ、東京都千代田区の土地家屋調査士法人に就職。5年にわたり勤務する中で測量・登記案件を200件以上担当し、広範囲かつ実践的な知識を身につけた。資格も取得し、2024年、古川大輝土地家屋調査士事務所を開業。迅速かつ精確な測量・登記の業務で、官民から高く評価されている。
 
 
 
土地や建物の調査・測量・登記を手がける古川大輝土地家屋調査士事務所。その仕事は計測次第で土地所有や固定資産税の増減に影響するため、土地所有者の人生に関わるものだと言っても過言ではない。そんなミスが許されない責任の重い仕事に全力で取り組み、関係者とのコミュニケーションを大切にする古川代表ならではの、仕事への思いをうかがった。
 
 
 

“境界”を明らかにする仕事

 
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インタビュアー 春香クリスティーン(タレント)
春香クリスティーン(以下、クリス) 今回は東京都中野区にある古川大輝土地家屋調査士事務所さんにお邪魔しています。私、テレビ番組のロケを通してさまざまな業種の方にお会いする機会がありますが、土地家屋調査士の方からお話をうかがうのは初めてです。私を含め多くの人が、どんな仕事内容なのかイメージしにくいんじゃないかと思います。そこで古川代表、まずは具体的な仕事内容を教えてください。
 
古川 簡単に言いますと、土地や建物の測量・登記が我々の仕事です。春香さんは、路上に三脚カメラを置いて作業している人たちを目にしたことはありませんか?
 
クリス 見たことがあります! 「何を測っているんだろう」といつも思っていました(笑)。
 
古川 知らない方からすれば、不思議ですよね(笑)。あのカメラは測量機材で、道路と土地の境目、宅地と宅地の境目など“境界”を明らかにするために用いられています。ほかにも、地面や塀に貼られた赤線入りのプレートもご覧になったことがあるのでは?
 
クリス それも見覚えがあります。矢印や十字が刻まれた金属板のことですよね?
 
古川 よくご存じで! 地味ですがあのプレートも、さまざまな境界を示すために大切な印で、土地家屋調査士が設置したものなんですよ。