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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

全国のインフラを支える
電気・通信設備工事会社

 

業界内で頼られる、困った時の駆け込み寺

 
2022年にできた新社屋
2022年にできた新社屋
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チームワーク抜群のスタッフ陣
クリス 先ほど、他の会社さんでは敷設が困難だったご依頼が多いとおっしゃっていましたよね。同業者の方からも頼られるとはとても素晴らしいと思います!
 
村山 ありがとうございます。時には、複数の電気工事会社が共同で工事を行うときに「この部分だけはエムテックスさんにお願いします」と言われることもよくあるんですよ(笑)。その部分が最も技術を要する難しい工事だからこそ頼りにされているわけなので、喜ばしいことではありますね。
 
クリス 村山社長に相談すればなんとかしてくれるというような安心感があるんでしょうね。そのようなエムテックスさんにしかできない施工とは、具体的にはどのようなものなんですか?
 
村山 例えば、長い距離の敷設を、ケーブルを切らずに一本そのまま行える点ですね。先程お見せしたような重くて太いケーブルは、長距離にわたって設置することが非常に難しいんです。ですから、通常の場合は、ある程度の距離ごとに設置していき、ケーブルをジョイントしていく施工方法もあるんです。しかし、ジョイントせず、一本のままのケーブルのほうが、高品質で耐用年数も長くなります。そのため、品質が重視される現場では、なるべく一本のケーブルで敷設してほしいというご依頼が多いんですよ。最近では、高圧ケーブル1290mの敷設工事も行いました。
 
クリス 1km以上もの長さの太くて重いケーブルを、そのままの形で敷設するとは驚きです! それだけの長さとなると、その場所の地形や状況などによっては直線だけとは限らないですよね。
 
村山 おっしゃる通りです。もちろん直線で敷設できたほうが簡単ではあるものの、場所によってはケーブルを曲げながら敷設しなければならないので難易度があがります。そのうえ、ケーブルはお客様の商品ですから、傷がつかないよう慎重に敷設しないといけません。ですから、なかなかやり直しのきかない一発勝負の現場が多いんです。
 
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クリス やり直しのきかない中で、ケーブルを傷つけずに正確に敷設するためのノウハウと、高い技術力こそがエムテックスさんの強みなんですね。ケーブルを敷設するルートはどのように決めているんですか?
 
村山 初めに現場調査に行き、どのようなルートでケーブルを敷設するかの打ち合わせをします。その際に、ケーブルを扱う機械を設置する位置や、電路というケーブルを引くための道をどのようにつくるかは、その場の状況を見極めて判断しつつ、インスピレーションで決めていますね。
 
クリス 長年の経験と、職人としての勘が活きる部分ですね。同業者の方から信頼されているのも納得です。エムテックスさんは、ほかの会社さんが困っているときに頼れる、まさに駆け込み寺のような存在ですね!