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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

全国のインフラを支える
電気・通信設備工事会社

 

優れた技術力で全国のインフラを支える

 
glay-s1top.jpg 実際のケーブル工事の様子
実際のケーブル工事の様子
クリス 先ほど持たせていただいたケーブルと比べて、さらに倍ほどの太さのものもありますね。これらはどのようなところで使われているのでしょう?
 
村山 こちらの太いものは特別高圧ケーブルといって、6万6000Vの電圧の電気を送電することができるんです。これらは通常では地中に埋まっているため、一般の方が直接見る機会はなかなかないと思いますね。用途としては、電力会社が送電した電気を、建物まで送電する部分に使われます。
 
クリス 電線というと電柱からマンションや一般住宅へ電気を送るもの、というイメージでしたので、こんなに太いものがあるとは驚きです! お聞きしたところでは、依頼さえあれば日本全国どこにでも行かれるそうですね。施工実績についても教えていただけますか?
 
村山 これまでに東京都心部のタワーマンションや、ショッピングモールなどの商業施設、さらには工場や港湾といった大規模な施設における工事を行ってきました。北は北海道から、南は鹿児島県の種子島まで行きましたね。
 
クリス 種子島ですか! 
 
村山 はい。宇宙航空研究開発機構、通称JAXAの種子島宇宙センターでの工事を任せていただいたことがあるんですよ。その時は残念ながら、実際にロケットが発射するところはその場では見られませんでした。でも、私たちが敷設したケーブルを伝った電気でロケットが飛ぶんだと思うと、非常に感慨深かったですね。
 
クリス ロケットの発射は、その都度ニュースにもなる大きなプロジェクトですよね。そんな大きな注目が集まる一大イベントの裏側を支える、縁の下の力持ち的な存在だったとはすごいですね! 1回の施工にはどのくらいの期間がかかるんですか?
 
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村山 短い場合では3日ほどで終わります。しかし、長くかかる現場ですと1ヶ月から3ヶ月ほどかかることもありますね。ですから、1年の半分くらいは、施工のために出張に出ていることになるんです。
 
クリス 3ヶ月もかかるとなると、施工を終えたあとの達成感もひとしおなのではないかと思います。
 
村山 そうですね。弊社へのご依頼は、各地にある大規模な施設を運営する方や電力会社さんなどが、地元の電気工事会社では敷設が難しいと断られてしまったという案件も多いんです。ですから、弊社に寄せられる期待も大きいので、そのようなご依頼は失敗できないですし、プレッシャーも感じます。しかし、現場ごとに異なる状況の中で、どのようにすれば工事をうまく進められるのかを考えながら、職人たちと協力して無事にケーブルを引くことができた際には、誇らしい気持ちになりますね。
 
クリス なるほど。これまで、数多くの困難な依頼を手際よく達成してきたからこそ、お客さんからの大きな信頼につながっているんでしょうね!