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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

悩みを抱える人たちの “自己肯定感の木”を育む
自分トリセツ研究所 主宰 百田美砂

※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
 
プロフィール 福岡県出身。20代の頃、精神的に落ち込んでいた際に受けたカウンセリングによって立ち直った。その後、小学校教諭となり約20年間勤務。自身の経験を活かして悩みを抱える保護者や教員を支えたいと考え、小学校を退職後に自己肯定感アカデミーの認定講師などさまざまな資格を取得する。自分トリセツ研究所を立ち上げ、現在はラジオ番組のパーソナリティを務めるなどマルチに活動している。
 
 
 
福岡県福岡市を拠点に、メンタルトレーニングなどの対人支援に取り組む自分トリセツ研究所。代表を務める百田美砂氏は、約20年にわたって小学校の教員として勤務してきた経験を持つ。その中で、子どもの教育に対する保護者や教員たちの苦悩を強く感じたことから、悩みを抱える人々の支えとなる取り組みをしたいと思い立ち、現在の事業を立ち上げたという。そんな百田代表の仕事にかける熱い思いを詳しく聞いた。
 
 
 

小学校教員として約20年の経験

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 福岡市でメンタルトレーニングや心のケアなどを行う、自分トリセツ研究所の百田代表。お聞きしたところ、プロ野球がお好きだそうですね。
 
百田 そうなんです! 私は生まれも育ちも福岡市なので福岡ソフトバンクホークスの影響が色濃い土地柄ではあるものの、個人的に阪神タイガースで活躍しておられた濱中選手の大ファンでした。ですから、こうして対談させていただいて感激です!
 
濱中 そう言っていただけると私も嬉しいですよ。まずは、ご経歴についてお聞かせください。
 
百田 私は約20年間、小学校の教員として勤務してきました。ただ、かつて私自身が精神的に落ち込んでいた際にカウンセリングを受けて立ち直った経験から、対人支援を行う職業を志していたんです。しかし当時はそのような活動をするには国家資格が必要で、なおかつ10年ほどの実績が必要でした。ならば、カウンセリングを必要としない子どもを育てようと教員になったものの、児童や保護者、教師も多くの悩みを持つ現実を目の当たりにしまして。そこで、多くの方の悩みに寄り添うべく自分トリセツ研究所を立ち上げたんです。