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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

悩みを抱える人たちの
“自己肯定感の木”を育む

 

悩める人々の“自己肯定感の木”を育む

 
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濱中 おっしゃる通りです。「あの人と相性は悪いけど、チームにとって必要だ」と認め合うことは、プロ野球だけでなく、社会で生活する中では非常に大事なことだと思います。
 
百田 私は子どもたちに、相手のことを好きではなくてもいいから、認められる関係を築けるようになってほしいんです。人間関係以外でも、人生は思い通りにいかないことが多々あります。後悔したり、自分自身に情けなさを感じたり、自分の弱さと向き合いながら、それでも前を向いてチャレンジできる人こそ本当の強さを発揮できると感じますね。だからこそ私は、逆境の中でチャレンジし続けた濱中選手のファンになったんですよ。
 
濱中 ありがたいです。私が現役時代に大きなけがをした際には、野球人生をあきらめかけました。そんなときに支えとなったのが、ファンの方からの応援メッセージの寄せ書きだったんです。見た瞬間に涙がこぼれましたね。そこから奮起してリハビリに専念し、再び球場に立った瞬間、心から野球をやっていてよかったと思ったんです。それから周りの人に感謝するようになりました。
 
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百田 私が学んだ自己肯定感を高めるためのメソッドは、「自己肯定感には6つの感覚がバランスよく合わさっている」というものです。その根底には、自身のあるがままを認められる感情「自尊感情」があり、そこに感謝の気持ちが結びつくと言われています。私はそれを樹木でいう根の部分だと考えていて、濱中さんはその根っこがしっかりしているからこそ、その上に「自己受容感」「自己効力感」といった自身の弱さと向き合い再び挑戦する気持ちの枝が伸び、「自己信頼感」という自信を表す葉が付いた。そこから「自己決定感」、つまり「これからも野球に関わっていく」という迷いのない決意と、社会や他人のために自身の力を活用していく思い――「自己有用感」に至ったと感じました。これからも、多くの人たちが濱中さんのように立派な“自己肯定感の木”を育めるよう取り組んでいきたいと思います。
 
濱中 なるほど、自己肯定感の木ですか。わかりやすい表現ですね。今日は対談を通して、共感する点が多く、学びも得ました。これからも百田さんのメソッドで、悩みを抱える人々の自己肯定感を高め、支えていってください。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
自分の使命を見つけ、全うすることだと思います。そのため私自身、苦しみながらも自分と向き合ってきました。長所も短所も知り、認め、受け入れたとき、初めて自分が社会に貢献できる「何か」が見えてくる。これこそ“夢”を超えた“志”であり、志に従い仕事に取り組む中に楽しみがあります。
(百田美砂)
 
 :: 事業所概要 :: 
  ■ 事業所名 メンタルヘルストレーナー
■ 所在地 〒815-0071 福岡県福岡市南区
■ 事業内容 自己肯定感アカデミーのセミナー実施
■ 創業 2023年10月
■ ホームページ https://www.reservestock.jp/page/index/48496 (リザーブストック)
■ ブログ https://ameblo.jp/smilebouquet/
※営業目的のお電話は固くお断りいたします。