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半導体の技術者から農業の専門家へ転身
川口 そうなんです。大手通信会社の半導体研究部門に40年間勤めていました。今日ではいろいろな場所で使われている半導体レーザーなど半導体デバイスの製造開発に携わり、通信インフラの基盤構築に貢献していたんですよ。そして、前職を定年退職するのを機に2023年に弊社を設立しました。
矢部 えっ!? 半導体の研究開発ですか! 花形のお仕事ですよね! しかも業界40年の大ベテランのエンジニアだったなんて驚きです。そこからなぜ農業をお仕事にしようと思われたのかとても気になります。定年退職を機に農業を始められたんですか?
川口 普通はそう思いますよね。ところが違うんですよ(笑)。実は農業自体は、30年ほど前から趣味で家庭菜園を行っていました。ただ、会社としては当初はプログラミングを主な事業として行おうと考えていました。というのも、もともとプログラミングが得意分野だったので、自分自身が得意なものを仕事にしようと思ったんですよ。そこで得意分野のひとつだった農業も事業として行うことにしたんです。
矢部 半導体技術者として働く傍ら、農業も30年なさっていたわけですか。どちらもベテランで何屋さんかわからなくなりますね(笑)。IT分野にも長けておられる川口社長がどのような農業を行っているのか、詳しくお聞きしていきたいと思います!