和歌山県有田市を拠点に訪問型の保険代理店業を手がけるKansako Agency(カンサコエージェンシー)株式会社。顧客が店舗まで出向かずとも対面で丁寧な説明を受けられると好評を得ている。代表取締役である間佐古泰寛氏は、さらなるスキルアップとより質の高いサービスを提供したいとの思いから大学院で経営学を学び、MBAの学位を取得したという。そんな間佐古社長に、MBA取得後の展望や仕事への熱意を聞いた。
野球から受けた教えが今日に生きている
間佐古 今年2024年は私の母校である和歌山県立耐久高等学校が、第96回選抜高校野球大会に初出場して、甲子園の土を踏んだ記念すべき年になりました。野球部OBとして後輩を大変誇りに思います。
狩野 耐久は創部119年と長い歴史のある野球部ということですから感慨もひとしおでしょう。初めて間佐古社長の記事を目にする読者の方もいらっしゃるでしょうから、あらためてこれまでの歩みからお聞かせください。
間佐古 私は子どもの頃から野球が大好きで、高校まで野球に打ち込んでいました。大学を卒業後はアパレルの量販店に勤務したのち、地元である和歌山県のJAに転職し、共済事業などの営業担当として経験を積んだんです。そして、2004年に独立し、共済や保険事業に携わった知識や経験をいかして保険代理店業をスタートしました。今日に至るまでには、野球に打ち込む中で得た「継続は力なり」の教えが生きていると思いますね。
狩野 野球を通じて得た教えが人生の根本にあるのは、私もすごく共感しますよ。ところで間佐古社長は近頃、大きなスキルアップを果たされたとか。詳しくうかがっていきましょう!