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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

100年以上続く精肉店
伊賀牛の発展に尽力!

 

用途に合わせて最適な部位を最適なカットで

 
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濱中 そもそも伊賀牛とは、どのような育て方をされた牛なのでしょう。
 
駒井 伊賀牛には3つの定義があります。まず、黒毛和種のメスで出産していないこと。2つめは、生産者が伊賀産肉牛生産振興協議会の会員であること。3つめは、伊賀市・名張市での飼育期間が最も長く12ヶ月以上の牛であることです。そして、最大の特徴は味わいでして、伊賀牛はサシがたっぷりと入っているように見えて、脂がしつこくなく、あっさりとした味わいなので、いくらでも食べられるんですよ。
 
濱中 私もそろそろ肉の脂身を重く感じる年齢になってきました。体が受けつけなくなってきているんですよね(笑)。でも、伊賀牛なら好きなお肉を存分に味わえそうです。
 
駒井 濱中さんのおっしゃる通り、伊賀牛ならではのさっぱりした食感が多くのお客様に支持されています。当店にも地元や三重県内はもちろんのこと、わざわざ大阪などの県外から買いに来られるお客様がたくさんいらっしゃるんですよ。
 
濱中 遠方からのお客さんが絶えないとは、さすが老舗の名店ですね! それにしても、一頭丸ごと買い付けるとなると牛の状態を見抜く目が重要になりますね。
 
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駒井 はい、同じ肉質の牛は2頭といません。良い牛を買い付けるには一頭ごとの状態を見極める技術が欠かせないんです。また、私たちは農家さんと二人三脚で極上の伊賀牛を生産しており、日頃から伊賀牛の農家さんと情報を共有し、「この間、買った牛はこういう肉質だったよ」「今のお客様が好むのはこんな味」と、さまざまな視点から意見をフィードバックし力を合わせて伊賀牛を育てています。これが、100年以上も伝統の味を提供し続けている老舗ならではの力と言えるでしょう。
 
濱中 そのたゆまぬ努力が最高の伊賀牛を生み、お客さんに信頼される源泉になっているんですね。ちなみに、伊賀牛はどのような料理にお勧めですか?
 
駒井 一頭買いの伊賀牛は顔、骨、脊髄以外のほとんどの部位が食用になります。ですので、さまざまな部位をお客様のご注文に応じてカットしたりスライスしたりできるんです。ステーキ、カレー、すき焼き、しゃぶしゃぶ、焼き肉、バーベキュー、ホルモンなど、用途に合わせて何人前か、そのほかグラム数、厚み、お好みや予算をおっしゃっていただければ、当店が責任を持って最適な部位を最も合った切り方で、しかも、可能な限りリーズナブルな価格でご提供しますよ。