三重県名張市を中心に体操教室を運営するSOTO sports club（ソートスポーツクラブ）。幼稚園教諭や保育士の資格も持つ中川純代表は、生徒一人ひとりに目を配り、体操の技術と体を動かす喜びを伝えている。論理的な教え方で子ども自身に上達する方法を理解してもらい、挨拶などの礼儀も指導するのが中川メソッド。大人になった生徒に「あの教室は楽しかった」と思い出してもらうことが事業の目的だと語る。
幼児から中学生まで希望に沿った体操指導
インタビュアー 西岡利晃（元ボクシング世界王者）
中川 幼児～中学生を対象にマットや鉄棒、縄跳びなど、生徒さん一人ひとりの希望に沿った指導で体を動かす楽しさや大切さを伝える体操教室を運営しています。現在、拠点は4ヶ所で毎週月曜日・火曜日が名張市のMATSUYAMA SSKアリーナ、水曜日が奈良県桜井市の芝運動公園市民体育館、金曜が宇陀市の榛原体育センターです。また、ホームページには掲載していませんが、木曜には奈良県の御杖村の近く、吉野町でも教室を開催しているんですよ。
西岡 御杖村というと、県境の自然豊かな場所ですよね。子どもも少ない場所だと思います。どうしてここを選んだんでしょうか？
中川 村内に習い事ができる場所もなく、そのような環境を変えようと行政が動き体操教室を開かないかという相談があったんです。子どもたちのためにも協力しよう、そう決意して始めたところ、ありがたいことに小学生のほとんどが参加してくれているんです。
西岡 小さな村にも体操教室のニーズは確かにあったと。中川代表の子どもへの熱い思いが通じた結果だと思いますよ。
