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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

失敗学を生かした
リスクマネジメント支援

 
 
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狩野 そのためには、トラブルの原因を突き止め社内で共有することが肝心ですね。
 
和田 おっしゃる通りです。ところが人間は自分の失敗を隠したがるもの。残念ながら、時には情報を一部のメンバーのみで共有し、内密にトラブルを解決して、組織全体の問題にしないという状況が発生します。これでは真のお客様のパートナーになることはできません。
 
狩野 野球もまさに失敗の積み重ねで進むスポーツです。会社という組織と同じですよね。失敗した理由を突き詰めなければ個人もチームも成長できません。
 
和田 ええ。そのために欠かせないのは失敗を隠蔽したり、失敗した社員を萎縮させたりしないこと。失敗が共有できないことは、会社も社員も不利益を被ると理解することです。そのためには、失敗の事例や原因を社内で一元化し誰でも見ることができるシステムを構築することが重要です。個人の経験やノウハウをトップも含めた全員にフィードバックする仕組みを組織に合わせてご提案しているんですよ。
 
狩野 そして、トップが失敗を叱らず前向きに受けとめてくれることが重要ですよね。
 
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和田 狩野さんのおっしゃる通り、経営トップに「よく隠さずに情報を上げてくれた。みんなで原因を突き止めて向き合おう」と考えてもらうこと。これが失敗学を生かしたマネジメントで大切なことなんです。目標達成や成功事例の報告ばかりで、失敗の報告がないのは良いことではありません。むしろ失敗事例が上がってくるほうが健全な証拠です。誰もが自分の失敗を言いやすい環境をつくれれば、再発防止につながりリスクを適切にコントロールできるようになるんです。
 
狩野 まさに目から鱗が落ちるお話でした。最後に将来の目標をお聞かせください。
 
和田 U.F.U.L Fieldsは、兵庫県丹波篠山市で仲間と農作業をしたり、マルシェに参加したりしています。そんな活動を通して失敗学やリスクマネジメントについて、勉強しているんです。農業やマルシェを通して、いろんな示唆にとんだ経験ができます。これらの活動に参加してくれる「U.F.L.Uフレンズ」を募っていますので、ぜひ、大勢の方に仲間になっていただきたいですね!
 
狩野 とても落ち着いたお人柄の和田代表は、会社や社会の潤滑油になっていただける貴重な存在ですよ。私も応援していますので、どんどん情報を発信してください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
真摯に仕事に取り組む中でも遊び心を大切にし、出会いも楽しむことです。おもしろおかしく、楽しく仕事に取り組むスタンスを大事にしていきたいですね。
(和田憲)
 

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