菅原　方針としては、実際に現場で「触って動いてみて学ぶ」という経験を大切にしています。私自身が現場で働いているからこそ、伝わるものもあると思うんですよね。
 
鶴久　頭で考えるよりも、まずは体感ってことだ！　菅原代表の現場を大切にする熱い思いが伝わります。現場は、ものづくりの原点とも言えますね。人材募集についてはいかがでしょう。
 
菅原　ホームページでも随時求人は行っていて未経験者も大歓迎ですよ。少しでも興味を持ってもらえたら、まずは気軽に門を叩いてもらえると嬉しいです。私はスタッフを増やして会社を大きくするより、少人数精鋭で私も現場に出て、これまで培ってきた技術と知識を後進に伝えたい気持ちが強いんです。
 
鶴久　職業柄、独立を希望する人も多そうです。その点はどのようにお考えですか？
 
菅原　独立希望のスタッフは全面サポートで後押ししていきます。会社の成長よりも、スタッフが成長して一人前の職人として巣立っていくほうが嬉しいんですよ。社内では、上下関係なく意見を言える付き合い方を大切にしています。良い点は自分のものにしていく、学びの日々です。人とのつながりを何よりも大事にしていますね。
 
鶴久　多くの会社がスタッフを囲んで手放したくないと考える一方、菅原圧送さんは真逆の方向性ですね（笑）。
 
菅原　スタッフを育てながら高品質の工事を手がけている会社がありまして、人を囲まなくても自然と人が残る社風だったんですよ。その会社が私の理想像です。一人勝ちするのではなく周りの業者とも情報共有していくことで、イメージアップにもつながればと思っています。業界全体としては、手抜きのない安心できる施工に妥協しない姿勢も大切ですよね。