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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

50年以上の伝統を継ぎ 給食で地域の健康に貢献
株式会社ロワール/株式会社才武給食 代表取締役 四ツ井裕明

 
プロフィール 埼玉県本庄市出身。給食や弁当の製造・配送を行う会社を経営する父の後を継ぐため、高校卒業後に調理師や栄養士の専門学校で学ぶ。卒業後は、調理師・栄養士として実際の調理現場で働き経験を積んだ。その後、33歳の若さで(株)ロワールおよび(株)才武給食の代表取締役に就任。地域の学校や福祉施設などの給食づくりを担っているほか、給食業界の魅力を周知するための取り組みにも注力している。【ホームページ
 
 
 
埼玉県にある株式会社ロワールおよび株式会社才武給食は、半世紀にもわたって学校や福祉施設などに給食・弁当を提供してきた老舗だ。両社の代表取締役を務める四ツ井裕明氏は、地域社会の“食のインフラ”を担っているというプライドを持ちながら、世間一般からあまり注目されることのない給食業界のイメージを変えるべく奮闘している。その取り組みや、業界への熱い思いを、自身も管理栄養士の資格を持つ水野裕子氏が詳しく聞いた。
 
 
 

50年以上の歴史を持つ老舗の給食会社

 
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インタビュアー 水野裕子(タレント)
水野 四ツ井社長は、埼玉県深谷市と本庄市で給食や弁当の調理・配送などを行う、株式会社ロワールと株式会社才武給食を経営なさっているとお聞きしています。こちらのオフィスはすごくおしゃれですね。ミーティングルームから工場内の様子を見られるのは驚きました。お聞きしたところ、創業から50年以上もの歴史があるとか。
 
四ツ井 才武給食は1971年、ロワールは1982年の設立以来、それぞれ地域に根差した取り組みを行ってきました。地域の小中学校をはじめ、幼稚園や保育園、病院や福祉施設、企業などにサービスを提供しています。
 
水野 例えば学校給食の場合、学校に設けられた給食室で調理する自校方式や、給食センターで調理を行って学校に配送するセンター方式などがありますよね。こちらではどのようなスタイルなんですか?
 
四ツ井 さすが水野さん、管理栄養士の資格をお持ちなだけあり、お詳しいですね。弊社では主に自校方式で行っており、学校に限らず調理室や厨房がある施設では、委託を受けて現地で調理しています。もちろん、各学校や施設の状況によっては配送にも対応しておりますよ。
 
水野 非常に幅広い業務を手がけておられるんですね。私自身、給食業界は非常に興味ある分野ですので、お仕事の魅力についてより詳しくお聞きしていきたいと思います。