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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

自然を見て感じて考える
自主性を伸ばす保育園

 

保守的な保育業界を改革したい!

 
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千葉 他の園にはない画期的な取り組みをしている芳雄会さん。まだまだ他にはない特徴がありそうですね。
 
芝﨑 年間行事が少ないことも特徴だと思います。保育園の行事はイベント性の強いものが多く、きちんと意味を伝えられなかったり、教育的要素が欠けたりしているものがあり、やめてしまいました。クリスマスもツリーなどを飾って雰囲気づくりはしますが、行事は家庭で楽しんでくださいと。夢がないと言われればそうなんですが。
 
千葉 定番行事と言える、運動会もやらないんですか?
 
芝﨑 いいえ、さすがに保護者のみなさんが楽しみにしているので。ただ教え込むなど子どもに負担がかからないよう、日頃やっていることをうまくアレンジして、楽しく参加できるようにしています。また参加した保護者のみなさんにも競技に参加してもらい、クラスの連帯感が強くなるよう「スポーツフェア」的な行事にしています。
 
千葉 芝﨑理事長が、子どもたちの気持ちを第一に考えていらっしゃるとよくわかりました。でも、どうしてそこまで革新的な保育ができるのでしょうか。
 
芝﨑 長年一般企業に勤めていたことが大きいと思います。ここに入った当時、保育業界は一般企業と比べ非常に保守的に映ったんです。時代は変わっているのに、なんで毎年同じことを繰り返しているのかと。また子どもが主になっていないように思えたのです。そこで培った経験を活かし、園の運営を改革していこうと決意しました。すると、両親の代から支えてくれたみのり保育園の園長も、「確かに同じことをしていてはダメだ。変えましょう」と賛同してくれ、共に改革に向けて奔走してくれました。そうした改革意識を職員全体に伝えてきたからこそ、さまざまな取り組みが実現できるのだと思います。
 
千葉 芝﨑理事長と職員の皆さんが一丸となって理想の保育に向かって突き進んでいるんですね。
 
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芝﨑 そうなんです。嬉しいことに、大人になった卒園児が「ずっと帰ってきたかった」と言って保育士として戻ってきてくれることも多いんです。
 
千葉 大人になっても戻ってきたくなるなんて、よっぽど素敵な体験ができたからこそだと思います。これからもそういう子どもをたくさん育てていただきたいです。
 
芝﨑 はい。これからも子どもたちの自主性を養い、可能性を広げるような取り組みをどんどん増やしていきたいです。挑戦を続けることで園児と一緒に、職員も私も成長し続けていきたいですね!
 
千葉 この、のびのびとした環境で元気な子どもをたくさん育んでください。素晴らしい保育を実現しているスタッフさんや芝﨑理事長を私も応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
業界を超えていろんな人と関わり、考えを聞いてそれを自分の中に取り入れ、園児の環境づくりに還元していく。新しいことに挑戦しながら、子どもたちと共に、成長し続けることが楽しみになっています。
(芝﨑章吾)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 社会福祉法人芳雄会/みのり保育園
■ みのり保育園 〒279-0004 千葉県浦安市猫実2-4-7
■ ふたば保育園 〒279-0002 千葉県浦安市北栄4-1-16
■ めぶき保育園  〒279-0004 千葉県浦安市猫実2-1-37
■ 事業内容 保育園の運営
■ 設立 昭和47年12月
■ 従業員数 100名
■ ホームページ https://hoyuukai.or.jp/