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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

新時代の運送業へ刷新! 雇用を創出し地域に貢献
株式会社Quick 代表取締役 及川潤

 
プロフィール 栃木県出身。専門学校卒業後、栃木県内の大手運送会社に就職する。運送業のノウハウを一から学び、同業他社へ転職。その後、転勤による宮城県への移住経験などを経て、2022年11月、(株)Quickを設立した。軽自動車での運送からスタートし、配送先で電化製品等を設置するサービスも展開。現在はトラックも保有し、一般貨物輸送・チャーター便、家具・企業配送をメインにさらなる業務拡大を図っている。【ホームページ
 
 
 
栃木県上三川町を拠点に、運送業を展開している株式会社Quick(クイック)。代表取締役である及川潤氏は、業務の自動化が進んでいる運送業界の未来に危機感を抱きつつも、人の手が必要なアナログな部分に注目することで、付加価値のあるサービスを創出できると考え事業に取り組んでいる。働きやすい職場づくりにも尽力し、若者や女性スタッフの雇用にも積極的だ。地域貢献にもつながることを見据えて事業を展開する及川社長の、運送業に対する思いに迫った。
 
 
 

付加価値のあるサービスを展開

 
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インタビュアー 水野裕子(タレント)
水野 株式会社Quickさんは、栃木県内で一般貨物運送や、軽貨物車両による家具・家電配送や企業配送などの運送業を展開しているそうですね。コロナの影響で宅配の需要が一気に増えたこともあり、軽貨物運送は存在感が大きくなった印象があります。その結果、競合他社も多くなっているでしょう。その中で、御社ならではの取り組みがあれば教えてください。
 
及川 弊社では軽貨物に限らず、運送業務のその先にある、人が関わるからこそ価値が生まれる部分でサービスを生み出すことに注力しています。例えば、軽貨物による家電の配送では、配送先でその商品を設置する対応もしているんです。
 
水野 家電を届けるだけでなく設置もしてくれるなら、お客さんも手間が省けて助かるでしょうね! 最近はAIや最新ハイテク機器の導入で、さまざまな作業が自動化する流れがあると思います。
 
及川 ええ。近い将来、自動運転もスタートするでしょうね。ただ、そうした社会情勢だからこそ、人の手が必要なアナログな作業に価値が創出できると考えているんです。ですから弊社では、自動化できない部分に注目し、例えば、高齢者の方や女性のお客様に喜ばれるサービスを展開できればと考えています。