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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

新時代の運送業へ刷新!
雇用を創出し地域に貢献

 

スタッフに寄り添い、免許取得もサポート

 
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水野 運送業界でも人材不足が問題になっていますよね。及川社長はこのことについてどのようにお考えですか?
 
及川 深刻な問題だと思いますし、弊社でもスタッフ募集は随時行っています。ホームページにも記載していますので、気軽に門を叩いていただけると嬉しいですね。そして、ただ募集をかけるだけではなく、人材の定着率を高めるために、スタッフが成長しながらキャリアアップができるような体制づくりに尽力しています。例えば、弊社で一番若い23歳のスタッフからは、大型トラックに乗る業務もしたいと希望があったので、免許取得サポートなどの後押しをしています。
 
水野 頼もしいバックアップですね。そう言えば、トラックドライバーさんは、所有する免許によって、運転できるトラックが異なるそうですね。
 
及川 ええ。2017年3月12日以降に普通免許を取得した人は、軽トラックと1tトラックまでしか運転できません。2tトラックを運転するには準中型免許が必要で、それ以上の積載量のトラックに乗るのには、中型・大型免許が必要になるんです。中型の4tトラックを運転するための免許を取得するだけでも、トータルで40万円以上の費用が必要になるんですよ。
 
水野 そんなに高額とは驚きました。個人で取得するにはかなりハードルが高いですね。
 
及川 そうなんですよ。私は入社してくれたスタッフみんなに、「Quickで働いてよかった!」と誇りに思ってもらえるような会社にしたいという思いがあります。ですから、仕事をしながら免許取得ができるようなサポートもしているんです。
 
水野 そこまで親身に対応してくれるのは、働く人にとってもとても嬉しいと思いますよ。
 
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及川 ありがとうございます。私には、業界のイメージを変えていきたい気持ちも強くあるんです。ひと昔前は、「きつい・汚い・危険」を略した3Kが運送業にも当てはめられた時代があって、「運送の仕事をしていると人に言えない」「親に就職を止められた」という人もいたそうです。でも現在は違います。「トラガール」と呼ばれる女性のトラックドライバーも増えてきました。私自身は、人生の先輩ともいえる、業界経験豊富な年配の方々の指導を受けながら、若者や女性たちにも継続して働いてもらえる雇用体制をつくり、企業を成長させていきたい。そうした取り組みを通じて業界全体のイメージ刷新に貢献したいという使命感を持って独立しました。そのように、大局的な視野を持って事業を運営することを意識しているんです。