狩野　鷹江社長のこれからの目標をお聞きしたいです。姫路を拠点に神戸や大阪、全国へと事業を広げていくのか、それとも姫路に根を張っていくのか。どうお考えですか。
 
鷹江　現在は関西エリアを中心に事業を展開していまして。これからも、どんどん事業を拡大して全国展開していきたいです。さらに、大き過ぎる目標かもしれませんが、ゆくゆくは海外でも仕事ができるような会社にしたいです。私自身、海外に住みたいという気持ちが以前からあったので、それが実現できればと思っています。
 
狩野　大きな目標があると、現在の仕事にも力が入りますよね！　ジャパニーズクオリティはきっと海外でも通用すると思います。進出を狙っているのはどの国なのか、教えてください。
 
鷹江　アメリカを視野に入れています。調べてみたところ、現場の種類や施工の内容は、日本とそれほど変わらない気がしました。私の武器の一つは若さだと思っているので、一度失敗しても何度でも挑戦するつもりで、どんどん攻めていきたいですね。
 
狩野　「成功の反対は失敗ではなくて、挑戦しないことだ」と私もよく言っているんです。鷹江社長がチャレンジする姿は、社員さんたちにも良い刺激になるはず。お互いのトライ&エラーをフォローし合えるチームワークも醸成できるでしょうね。
 
鷹江　同感です。1人でできることには限界がありますが、チームでなら、大きな仕事も協力して成し遂げられます。独立以来ついてきてくれている社員も含め、周りのみんなを、事業を通して豊かにしたいです。
 
狩野　そのような利他の姿勢を20代で持てることがすごいですよ。影響を受けた人物などはいるんですか？
 
鷹江　一番好きなのが田中角栄さんです。小卒で総理大臣になり、偉大な業績を残した人だと思います。
 
狩野　「コンピューター付きブルドーザー」というパワフルな異名もありましたね。