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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

世界にたった1本だけ!
手づくり木軸ボールペン

 

木の個性と良さを最大限に活かして

 
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八木 木軸ボールペンはどのような流れでつくられるのでしょう?
 
野口 板状か柱状の木から、ひび割れや節を避けて、約2cm角の四角柱に切り出します。このときにできるだけ美しい木目を切り出すのがポイントですね。そうして切り出した四角柱に、替え芯を入れる穴を開けて金具を接着した後に、削り出しを行うという工程になります。即納品のご用意もありますが、オーダーメイドでは樹種や金具の色、軸の太さなどを選んでいただけますので、ご自身だけのボールペンが欲しいという方はぜひお問い合わせいただきたいですね。木は12種そろえており、さらに増やして行く予定なのでお気に入りをきっと見つけていただけると思います。
 
八木 一本一本丁寧に削られた木のボールペンはプラスチック製と違い、持ったときのしなやかさが心地いいですよね。木材はどこから調達するのですか?
 
野口 ほとんど海外から入手しています。特に、北米産のメープル樹木はよく使いますよ。
 
八木 バットと同じだ! バットもほぼメープルの木からつくられているんですよ。思わぬ共通点を見つけられて嬉しいです(笑)。こうして野口代表がつくられたボールペンを見てみると、同じ木でもいろんな色味があっておもしろいです。とても木の色とは思えないような紫や、真っ黒なものもあるんですね。これは自然の色なのでしょうか?
 
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野口 はい。色付けは一切していないので、皆さん驚かれます。中には、削りたての段階では茶色だったのに数週間で紫色に変化して、そこからまた5年程度で元の茶色に戻る性質のものもあるんですよ。
 
八木 経年変化を楽しめるのも魅力というわけですね。一度手にしたら長く、大事に使いたいという人が多いと思います。お手入れの方法を教えてください。
 
野口 まずオイルを1滴垂らしてよく馴染ませ、2、3分ほどしたら拭き取ります。その後ワックスをほんの少し塗り、防水と艶出しをして完了です。木は呼吸しているので、年に4回ほど、気付いたときにお手入れしてあげればもう十分なんですよ。ちなみにすべての商品にオイルとワックスをお付けしているので、お客様はあらためてメンテナンス用品をご準備していただく手間が省けると思います。八木さんのおっしゃるように、長く使っていただきたいですからね。「使い捨てじゃありませんよ」というメッセージを込めて、このサービスは今後もずっと続けていくつもりです。