B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

内装・解体工事で飛躍へ 大型案件増で雇用も拡大
株式会社Cuore 代表取締役社長 浦崎竜之介

 
プロフィール 大阪府出身。23歳で母親と知人からの誘いでアミューズメント施設の造形・仕上げ工事の管理を任されたことを機に、ものづくりの喜びに目覚める。その後、内装を手がける大手内装会社に出向した。2019年、個人事業から会社を法人化し、(株)Cuoreを起業。2020年9月に出向先から同社に戻り、代表取締役社長に就任した。現在は解体工事にも事業の幅を広げ、実績を積み重ねている。【ホームページ
 
 
 
内装、解体、外構、店舗、オフィスのデザイン・設計から施工と管理までを一手に引き受ける株式会社Cuoreの代表取締役社長の浦崎竜之介氏は、楽しく和気あいあいと働き、きっちりいい仕事をすることがモットー。Cuore(クオーレ)はイタリア語で心を表し、会社のロゴにも心の文字があしらわれている。職人としての心、人間同士の心の交流を大切にする浦崎社長に、これまでの歩みから新事業への意気込みまで、たっぷりと語ってもらった。
 
 
 

23歳で任された現場の管理職長にやりがい

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 大阪の豊中市にある株式会社Cuoreの浦崎社長にお話をうかがいます! 関西全域で店舗の内装工事など幅広い事業を展開されています。初めに、浦崎社長が今のお仕事と出会ったきっかけから教えてください。
 
浦崎 初めは不動産業界で営業職の仕事に就こうと考えていたんです。それが、23歳の時に母と知人の方からの誘いで大手アミューズメント施設の仕上げ工事に参画することになりまして。未経験からいきなり50人もの左官屋さんや造形師さんなどの職人さんたちの管理職長を任されることになったんですよ。
 
濱中 え、突然そんな大役を任されたんですか!
 
浦崎 そうなんです。素人からのスタートで、職人さんたちから怒られたこともありました(笑)。当初、志していた不動産の営業職とは全然違う世界ではあるものの、現場で施工が進んでいくのを見るうちに、ものすごいやりがいを感じまして。この時の職人さんたちと汗を流した経験が、大きな転機になったと感じています。
 
濱中 ものづくりの仕事に携わる喜び、でしょうか。管理する立場で職人さんの現場に入って仕事全体の流れを見ることができたのも、良い経験につながったのでしょうね。その後はどうされたんですか?
 
浦崎 現場監督など、内装工事関連の会社に出向する形で働いていた時期もありましたね。その間の2019年に、母親を代表として個人事業から法人化し、母の好きな言葉でもある、心を意味する株式会社Cuoreに改称しまして。2020年9月より、出向から戻った私が代表に就任した形です。