菅井　そう言っていただけると嬉しいですね。こうして相原さんと面と向かってお話をしているわけですが、私は仕事でも “Face to Face” が重要だと考えています。どんなに非効率で時代遅れだと言われても、現場に足を運んでお客様と顔を合わせることが信頼関係を築く第一歩だと思うんです。お客様のほうでも心を開いていただければ、私も全力で支援できます。もちろんメールや電話は便利で、否定するつもりはありませんが、顔の見えないやりとりだけで本当の信頼関係を築くことは難しいのではないでしょうか。特に融資の場合に関しては。つくづく、私はアナログ人間なんだなぁ（笑）。

 

相原　菅井代表のお考えに私もまったく同感です。本気で支援し、本気で相談する。――本気どうしの関係ですよね。それが本当の信頼関係だと思います。直にお客様と会うことは、地味な心がけに見えるかもしれないけど、すごく大事。ただ、1対1の関係に徹していると、精神的に大変ではありません？

 

菅井　前職では預金や融資の新規取引先開拓も業務の一環で、有効面談率は約8％でした。100軒回って8軒です。門前払いは数えきれないほど経験しており、打たれ強いんですよ（笑）。信用金庫の看板を背負っていた頃に比べると信頼関係の構築に手間はかかるかもしれませんが、精神的には苦にならない自信があります。1軒1軒を訪問してお話をうかがい、お客様と信頼関係を結んで、様々なニーズに柔軟にお応えしていきたいですね。

 

相原　先ほどおっしゃった “Face to Face” は、心と心を結ぶ “Heart to Heart” でもあるんですね。菅井代表の熱い心で、これからも中小企業の人たちを支えてあげてください！